とんねるず石橋貴明、野茂英雄の激励で得た思わぬ収穫!
- サエグササエル
- 2023年3月25日
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とんねるず・石橋貴明が、2021年12月13~17日放送のTBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』内で放送される『GIFT ~未来への贈り物~』にゲスト出演。
16日の放送では、『人生で影響を受けた作品』というテーマから、石橋が選んだスポーツ選手の名言、中でも「自分が大好きで、会った事がある選手の名言」に絞り、メジャーリーガー・野茂英雄の名言を紹介した。
かねてから親交があった石橋は野茂が近鉄時代、とにかく試合で150~160球完投した後に、「その日の夜はバカバカ飯を喰い、バカバカ酒を吞み、もう朝まで酒呑んでるっていうような」破格の生活を送っていた事を語る。
そんな野茂と朝3時ぐらいから話し込んだ時に出た言葉。
『実力があるから、運が付いてくる』野茂英雄
運と実力はどっちが大事なんだという話になり、野茂に聞かれた石橋は、芸能界に入り、自分は運が強かったなと感じて、「運9割、実力1割」と答えた。
すると野茂から「それは違う」「タカさん達は実力があるから運が付いてきたんだ」と反論された。
「それをね、曲げないんすよ、あの人」と野茂の頑固さを回顧。野茂は自分の意見を曲げない人間で、朝までずっとその話だったという。
当時の石橋は30歳ぐらいでタレントとしては全盛期で、野茂は7歳下の23~24歳でありながら、近鉄バファローズで3年連続最多勝(当時)を取っていて、逆説教状態だった。
そして野茂は後にドジャースに行き、メジャーリーガーに。
石橋は“トルネード投法”によるストレートとフォークでメジャーリーガーから三振を取る姿を見る度に、「ああ、コイツは実力ですべてを開いて行ってるな。だから運が付いてくるんだな」とあの時言っていた言葉通りだと感じた。
1995年頃、メジャー1年目にロサンゼルスに行ってみると、“デブ”と感じた日本時代とは打って変わって、キレイでシャープな体型になっていた。聞けば野茂は、「酒飲んでません」とあれだけ吞んでいた酒を一滴も呑まなくなり、代わりに食事をしながらカプチーノを飲むようになったという。
それを聞いた石橋は、メジャーの凄腕バッターを相手にする事、試合数、時差のある遠征などといった苦労を鑑み、そして野茂を見て、内蔵という筋肉も非常に大事だと思いながら、その上で野茂の投げる姿を見て、非常にパワーをもらったと語った。
ちなみに、その訪米時は『メジャーリーグ2』(1994)公開の翌年で、石橋がドジャー・スタジアムを訪れると選手たちから「うわっ!マーブルスだ!」と驚かれ、多くのメジャーのスーパースターたちと写真を撮れたと振り返った。
「補欠で腐ってさ、辞めちゃったら、こんなこと無かったからね」と石橋は語り、「野球の神様からのギフトです」とまとめると、馬場から満悦の顔を指摘され、自分で「落語家さんみたいですね(笑)」とはにかんだ。
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