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  • 執筆者の写真サエグササエル

いとうあさこ、売れない後輩を救う深い愛

『R-1ぐらんぷり2014』で優勝したやまもとまさみが、2021年10月4日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』にゲスト出演。マセキ芸能社で自身が作り出した『まさみシステム』の成り立ちについて語った。



コーナー冒頭、やまもとが『ナイツのHIT商品会議室』(チバテレビ)のマンスリーゲストとして2~3年間出演し続けたという話に。

現在も続く、『ナイツのHIT商品会議室』(11.01~)は元々、ナイツが司会で、マンスリーゲストとして月替わりで、ナイツが所属するマセキ芸能社の若手が出演するという契約で始まった。

だが、初回ゲストのやまもとまさみが収録後、プロデューサーに翌月の出演を交渉し、見事翌月のゲスト枠を獲得すると、更に翌月、翌々月と繰り返し、2~3年ゲストの座にほぼレギュラー状態で収まったという驚異の交渉力と粘り力を紹介した。


売れない芸人を救済する『まさみシステム』



マセキ芸能社に語り継がれる『まさみシステム』は元々、売れ出したいとうあさこがショッピングモールで20分2ステージなどの営業に行く事が毎週の恒例になった頃、やまもとがいとうに電話し、自らがマネージャー替わりを買って出て、起床の連絡から、駅・空港で集合し、同行と身の回りのお世話プラス、ステージの持ち時間5分を頂き、自らがネタをするので、そのバイト代として営業ギャラから「2万円ほどください」とお願いしたところ、いとうも事務所も、「(向こうが)良いならいいよ」と承諾し、それから毎週営業に同行するようになった。

芸人としても1人で20分の持ち時間は長く、前説もしてもらえるのは助かるものだった。


そしてギャラが振り込まれる頃、やまもとは想定の4週分8万円から税金などを引かれて5~6万円でももらえるなら助かると思っていたところ、口座には数十万円が振り込まれていた。

いとうは自身の営業ギャラを削って、やまもとに分配していたようで、驚いたやまもとがいとうに確認すると、「いいよ、いいよ。芸人なんだから、ちゃんと5分でもネタをやってるんだから、ちゃんともらいな」と言われ、そこから同じ事が7~8カ月続いたという。


しかしその後、いとうにテレビの仕事が増えると営業は少なくなり、いとうは「まさみ、ゴメン。実は営業を減らすスタンスになる。テレビが入ってきたらテレビの方を優先するから、まさみ、大丈夫?」と心配の電話が。

しかし、いとうは「でも、まさみのために、月2は(営業を)入れるから!」と言ってくれたという。



ナイツによると、この『まさみシステム』は一時期、中津川弦に引き継がれ、『ナイツのHIT商品会議室』のゲストの方も受け継いでいたという。


バカリズムを恐れるワケ



元々、マセキ芸能社はウッチャンナンチャンや出川哲朗、バカリズムといった日本映画学校出身者しか所属できない、という状態だったが、内海マネージャーがライブを立ち上げ、そのライブに出演した成績上位者が事務所に所属できるというシステムを作った。そのシステムの第1期生にあたるメンバーがいとうあさこややまもとまさみで、ナイツは第2期生にあたる。

そのため、バカリズムら映画学校組とやまもとやナイツら直接ライブ組はやや壁があったが、やまもとは「懐に入るのがうまく」、マセキ芸能社所属時代はバカリズムとも仲が良かったという。



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