ものまねタレント・JP、松本人志の作り方明かす!
- サエグササエル
- 2022年10月22日
- 読了時間: 4分
ものまねタレント・JPが、2022年2月26日放送のTOKYOFM『SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ』にゲスト出演。パーソナリティーの川島明に、これまでの活動について語った。
高校卒業後、「ものまね=声優だろう」という考えで声優を目指した。この時はまだ芸人の世界に飛び込むのは怖かったそうで、声優を選んだものの、声優は「お芝居が出来ないとダメ。モノマネじゃないよ」ということで、20歳の時、気を取り直して大阪NSC(27期)に入学した。
当時はコンビを組んで、自身のモノマネと相方がツッコミという立ち位置で、笑福亭仁鶴、桂小枝、中田カウスら師匠をやっていた。まだ先輩であるプラス・マイナスの兼光タカシ(25期)もそこまでやっていなかったので、関西でモノマネキャラは珍しかったので、成績は良かった。しかし解散した。
一旦お笑いを離れるも、またやりたくなり上京。ワタナベコメディスクール(2期)に入学。同期はハライチ、サンシャイン池崎、フォーリンラブ・バービーら。この時はものまねタレントとして生きていこうと決めていたが、自分の好きな関西吉本の芸人は東京では知名度が無く、そこでGACKTを開発し、『GACKTの砲丸投げ』のネタで、ワタナベスクール同期の中で最初にテレビ出演を果たした。
また、R-1ぐらんぷり2007の準決勝まで進出したが、ブレイクはせず、その後は地下ライブで活動していた。
1月30日放送の『ワイドナショー』で大反響を得た松本人志のモノマネは、小学校6年生の時に『ダウンタウンのごっつええ感じ』にハマったのをきっかけに、そこから20歳の頃にトラックの運転手をしていた時、松本作詞の『チキンライス』を掛けながら松本風に喋ってみると似ていると感じ、そこから車内の再現と開発が始まった。当時は『人志松本のすべらない話』(04.12~)もなく、「すべらんなあ~」のような平常時の松本のキラーフレーズが無かったため、『ごっつ』のコント『MR.BATER』のキャラをやってから徐々に“逆算”で平常時の声を作り上げていった。
そして「すべらんなあ~」が世に出て来て、そこに合わせていくようにして、作り上げられていった。
現在は天海祐希、唐沢寿明、山口智子、反町隆史らが所属する俳優事務所『研音』に所属。
15年ほどはフリーでものまね芸人として活動し、お店に出ていたが、そこに研音のマネージャーが客として来店。顔なじみになり、誘われた。JPは特撮が好きだったので、特撮ヒーロー物の芸人枠狙いで所属した。
事務所は芸人の売り方の勝手がわからなかったが、JPは既にものまねで活動の基礎を築いていたため、『クセスゴ』こと『千鳥のクセがスゴいネタGP』などに出演。現在は3年目で、節目に何かをと思っていたら、今回の活躍に至った。
特別な人は原口あきまさ。
「僕はあの人をものまね芸人とは思ってなく、“お笑い芸人で、ものまねが器用な人”だと思ってるんですよ」というぐらい、モノマネとは関係なく、場を回すことが出来て、しかも後輩にダメ出しを一切しないそうで、好きにやらせてもらえる懐の深さがある。それこそ、『クセスゴ』で共演した時に、ものまね芸人の中には、アドリブをすると怒る人もいる中、原口は100%アドリブでOKで、JPの芸を受けてくれた。
JPは原口の芸を「見盗り稽古」のように勉強していると語った。
そしてもう一人は、ホリ。原口とはタイプが違い、声の出し方を間接的に教えてくれる、“精密機械みたいなものまね師”だそうで、「この人の、一言言うだけでその人のすべてが、“似てる”って思えるようなフレーズを作ったり、似てるって思えるような声の出し方を作ったり、そういう所に長けている」とホリの魅力を語った。
ものまねは声のキーをミスすると命取りに。「それに負けないメンタルが大事」と原口からいつも言われている。JPはメンタルが弱いので、「鍛えないとダメよ」と原口から経験談を交えて、似てないと言われてもやり続ける大切さを教えてもらったという。
ものまねのこだわり
JPはものまねさせてもらっている対象と同じ物を身に付けるというこだわりが。松本人志の時は仁丹を所持しており、『ワイドナショー』出演以降、JPに森下仁丹の関連商品セットが届いたという。
「持っていると安心するというか、同じ物を身に付けてるっていう、そこは一緒に、完全一致したいな」という思いがあると語った。
本人から直接もらった物では、ブラザー・コーンからサングラスをもらったぐらいだそうで、今回、スターウォーズ好きの川島からは、日本未発売のダースベーダーのポーチを譲り受けた。
最後にまとめとして、上京してから何も変わったつもりはないので、「継続が大事」と答えた。最近は松本人志と川島明の発注が多くなっている。
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