イギリスの隠れたリゾート「ウィットビー」
- サエグササエル
- 2023年4月15日
- 読了時間: 2分
イギリスのリゾート「ウィットビー」(WHITBY)
イギリス・ヨークシャー州にあるウィットビーは黒海に面するリゾート観光地。西暦657年に誕生し、かつては港町の印象が強かったが、現在はリゾートに。
港町の顔も残り、名物は「フィッシュ&チップス」。「ヘイク(メルルーサ)」、「ハドック(モンツキダラ)」、「コッド(セイヨウマダラ)」、「ハリバット(オヒョウ)」、「レモンソール(ババガレイ)」などの様々な種類の魚のフライがいただける。
探検家キャプテン・クックがここで修行したことから、銅像が建てられている。
人口は約1万3000人。
海での救命作業を行うのは約30人の地元ボランティア。なにかあれば、ライフボートステーションに駆け付け、ボートを出す。
「スウィングブリッジ」
エスク川にかかる橋。船が通る際は、橋が中央で回り、船を通す。
「ライフボート博物館」
1914年に起きた、「病院船ロヒーラ号座礁」の記録がある。船は大破し、234人中145人を救助した記録が残っている。それにより、ウィットビーは海上での救命作業が代名詞となった。
「ウィットビー修道院」
歴史ある建物で、13世紀に建てかえられたが、現在は廃墟。
ヴィクトリア女王が愛した「ウィットビー・ジェット」
ウィットビーの海岸では、打ち上げられた「ウィットビー・ジェット(黒玉)」がたまに取れる。「ウィットビー・ジェット」は、水の中で化石になった樹木で、磨けば綺麗になり、やわらかく加工しやすいのが特徴。ウィットビーの物は質が良いと言われている。
また、幸運を運んでくれるお守りとしても人気で、元々は、身につけると溺れないというおまじないがかけられていて、海の男たちのお守りとして地元で愛された。
そしてヴィクトリア女王が愛用し、一躍人気になった。
「ウィットビー・ジェット」は地元で作られるビールの名前にもなっている。
このページは、2017年3月26日放送のNHK-BSプレミアム『桃源紀行』を基に製作しております。
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