ナポリの隣「ポッツオーリ」
イタリア南部、ナポリのすぐ隣の都市。人口:約8万人。活火山に囲まれている。
2500年以上前にギリシャ人が建てたため、街のいたるところに遺跡が残っている。
教会が多く、キリスト教の様々な行事が深く根付いている。
また、この土地の畑や家庭菜園では、夏の強い日差しでトマトが日焼けしてしまうため、あえて草取りをせず、日除けにしている。
「カンピ・フレグレイ」
イタリア語で「燃え盛る平野」を意味するカルデラ。
土地は火山からの噴出物のおかげで、ミネラルが豊富な土壌に。野菜や果物の生産が行われてきた。
特産「ファランギーナ」
古代ギリシャ人が持ち込んだブドウ。白ワインづくりに使われる。
畑の土地は火山れきで出来ていて、砂を多く含み、地面が柔らかい。ブドウの栽培に適している。
ポッツオーリとキリスト教
子供の成長に合わせて、教会で迎える儀式がいくつもある。
●洗礼式(生後3カ月)
など人生で7つの大切な儀式が行われる。
●聖体拝受式
自分の意志でカトリック教徒になることを示す儀式。
「オスティア」
聖なる体(キリストの体)の代わりとなる白く薄いパン。受け入れることで、キリストの体と一体となる。
●その他
イタリアの南部では、祖父の名前を息子に継がせる風習がある。
結婚式の日、新婦と新婦の父の2人でリボンを解いて家から出るのが風習。
ポッツオーリの名産品
モンゴウイカ・アカザエビ・天然アサリ・ムール貝
「ムール貝」
養殖が盛ん。新鮮なムール貝を牡蠣のように生で食べる。レモンあり。
「パッキリ」
この土地のパスタ。
このページは、2018年7月放送のNHK-BSプレミアム『桃源紀行』を基に製作しております。
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