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  • 執筆者の写真サエグササエル

インパルス板倉俊之、最高のライバル、ロバート秋山竜次を語る!

インパルス板倉俊之が、2021年12月15日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』にゲスト出演。同期で仲の良いロバート・秋山竜次とのディープな関係性について語った。



インパルス・板倉俊之とロバート・秋山竜次は、東京NSC4期生。秋山とはNSCの教室で「あ」きやま、「い」たくらでアイウエオ順で並んで体育座りさせられた時に距離が近く、そこから話をするようになると、すぐ面白いと感じ、仲良くなった。


当時の秋山は今と変わらず最初から完成されており、対して馬場はかわいさだけだった。そこで板倉から馬場をボケにして、俺をツッコミとして入れてくれないかと提案したところ、すぐ乗ってくれてトリオを結成。そこから秋山の6畳の部屋に泊まってネタ作りをして、そしてネタ見せでの評判も良く、NSC在学中から銀座7丁目劇場に出演させてもらっていた。


だが、ネタ見せの時にはなぜか必ず板倉が「声が小さい」「ツッコミがなあ…」とダメ出しされていた。

独創的アイデアを出す秋山とネタ作りをして、自身がストーリーを整えているにもかかわらず、自身の評価のみが低い事に違和感を持った板倉は冬ぐらいに耐えられなくなり、「ボケてやるよ!」と秋山の所に行き、「竜次ゴメン、キレちゃった。もう無理だ。ボケるわ」と脱退を申し出た。


そして当時NSC生みんなが集まる喫茶店で、その頃コンビ替わりを何度も繰り返していた山本博が当時の相方のウチコシ君がネタ合わせしているところに、板倉が「解散することになった」と話したところ、山本が「おえっ!こんなことしてる場合じゃねえじゃん!」と天然で口にし、ウチコシ君は愕然としていたという。


実は秋山と板倉の間で、山本はツッコミとして人気があった。

板倉はツッコミに山本が良いと、山本に連絡し、その時麻雀を打っていた山本は「えっ、俺がツッコミやるなんて考えもしなかったわ」と答え、一方、秋山も山本がツッコミに良いだろうと考えていて誘い、結局山本は秋山を取って現在のロバートとなった。

当時、山本の作るネタはけっこう面白かったそうで、またマンガ好きで板倉は自分と合うと思っていたがこうなり、板倉はその後堤下に行きついた。堤下も目立っていて、堤下もコンビを組んでいたが、やがて解散し、板倉とインパルスを結成した。


板倉が語る秋山の魅力



板倉は秋山が同期にいて良かった理由として、「全部先にやられるんすよ」と語る。

板倉は自分から抜けた手前、“置いて行かれたらダサい”と秋山に食らいついていくという構図がずっと続き、フジテレビの『新しい波8』(00.04~01.03)でロバートはすぐ合格したにもかかわらず、インパルスは全然合格せず、板倉はオーディションに受かるためのネタを作ろうと姿勢がブレ出し、笑いが少なくなっていった。そのため開き直って自由にネタ作りしたところ、ウケも戻り、また『新しい波8』のオーディションに行ったら合格してすべり込めたという。


また、秋山のライフワークともなっている『クリエイターズ・ファイル』について、板倉は過去に別の番組で、自分も同じような事を考えてやろうとしていたと語っていたが、秋山のようにそれぞれのキャラクターを楽しむのと違い、板倉の場合は“前に作ったものを越えられないなら作る意味ない”と変なこだわりが出て、現在の秋山のようには長く続かなかったろうと自己分析した。


ここまで、インパルスが劣勢に見えるが、『新しい波8』の後、『はねるのトびら』(01.04~12.09)がスタート。多くの芸人の中から、ロバートとインパルスはレギュラーとして起用された。

また、劇場ではロバートVSインパルスの構図も度々あり、お客さん判定では“いい勝負をしていた”。

それでも板倉は、秋山は“自分では絶対に思いつかない物”を出してくるので、内心悔しかった。そしてそれを秋山に打ち明けると、秋山は板倉の「ああいう論理的な笑いは俺には作れないから」と言って立ててくれて、本当に良いヤツだと語った。

板倉は、「俺、アイツのファンになっちゃってんですよね」と明かし、養成所でも秋山に対してはみんなの見る目が違っていたという。


ただ、インパルスの方が『エンタの神様』(03.04~)に出演していた事で、全国区の知名度は早かった。

だが『はねるのトびら』がゴールデンに昇格し(05.10~)、知名度ではイーブンに。またお笑い好きは深夜時代の『はねトび』で秋山の天才さを知っている分差は変わらず、そして『キングオブコント2011』(11.09.23・TBS)では直接対決で優勝のロバートに対して、インパルスは4位と敗北した。

そんな状況に板倉は、「ずっと親友であり、彼の背中を追っているような…」と自分の芸人人生を振り返った。


もしも解散しなかったら



もし、自分がトリオを続けていたらという問いに板倉は、たぶん一緒にやっていたら、板倉の理屈の部分に秋山をはめ込んでしまって良さを消してしまうだろうと答えた。

当時も、秋山からネタやキャラについて相談されたらそれに笑うものの、お客さんにどう伝わるかと考えた結果、秋山の発想の当初の良さを崩してしまったと感じる事もあったため、今思えば別々で良かったと語った。

一方で、秋山がいたら秋山のキャラ作りに頼ってしまうと感じ、板倉自身の芸人性も発揮できなかったと分析した。


板倉は小説などお笑い以外の仕事に手を出し、どこかでやましさがあると明かす。秋山のように「お笑い一本に向き合ってきたやつのカッコ良さってものが僕には無いから」と罪悪のように語り、これをもし秋山に言われたら立ち直れないと語るが、実際は本を渡すとちゃんと読んでくれて、褒めてくれるという。

そんな秋山の存在に、「本当いてくれて良かったな」と語った。


放送中、板倉は秋山の事をずっと「竜次」と呼んでいた。「竜次」と呼ぶのは、アキナやハナコなど秋山姓が増えてきたので、竜次を浸透させたいという。

また最近は秋山の子供がかわいくて仕方ないそうで、秋山の家族とイオンで遊んだ時、秋山の子供が自分から板倉に手を繋いできて癒されたと語った。





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