カナダにある世界一美しい島「プリンスエドワード島」
- サエグササエル
- 2023年5月28日
- 読了時間: 4分
カナダ「赤毛のアン」の聖地「プリンスエドワード島」(Prince Edward Island)
『赤毛のアン』でアンが世界一美しいと讃えた「世界で一番美しい島」。
東海岸一帯ははじめてヨーロッパ人が入植した歴史あるエリア。
歴史ある教会が約300ある。
灯台の数は64。タイタニック号の遭難信号を最初に受けた灯台もある。
1867年、カナダ建国(合意がまとまったのはその3年前の1864年にこの島で行われた建国会議で。)。
建国会議参加者の一人が初代カナダ首相マクドナルド(建国の父)。
街には会議の参加者たちの銅像が並ぶ。カナダの歴史始まりの島。
面積:愛媛県とほぼ同じ面積。
人口:約15万人。
車は右車線。
「ダウンタウン」
歩道沿いの木製のチェアテーブルには、チェス盤が描かれている。
「コンフェデレーション・ブリッジ」
1997年完成。全長13㎞。プリンス・エドワード島と本土を結ぶ大橋。
州都「シャーロットタウン」
1823年に建てられた家など、古い街並みが今も残る。豪華客船も停泊する。
ベストシーズンは6月で、チューリップが満開。
「グレートジョージストリート」
シャーロットタウンのメインストリート。
劇場「コンフェデレーション・センター」
ミュージカル『赤毛のアン』(ANNE OF GREEN GABLES)は1964年の初演以来、50年以上のロングランを続け、ギネスにも登録された。
向かいの劇場では、大人になって成長したアンの物語のミュージカルが上演されていることも。
プリンスエドワード島が生んだ名作『赤毛のアン』
両親を亡くし、孤児院で育ったアンがプリンス・エドワード島で様々な想像をしながら成長する物語。原題は『緑の切妻屋根のアン』。
「赤毛のアン・ストア」(ANNE OF GREEN GABLES STORE)
物語の舞台となったこの島だけの専門店。島オリジナルの人形やアンの衣装(おさげ髪付き帽子)が売っている。
「セント・ダンスタンス・バシリカ大聖堂」
世界一のアイスクリーム店「COWS ICE CREAM」
「世界一のアイスクリーム」と謳っている。というのも、世界中を旅した添乗員たちへのアンケートで、イタリアの有名店に勝ち、1位を獲得したという。
島のミルク、リンゴ、イチゴ、ブルーベリーといった島の素材を使ったここだけのアイスが食べられる。
地元産食材の宝庫「ファーマーズマーケット」
観光客や地元の人も訪れる。島の野菜は鉄分を含む肥沃な赤土のおかげでよく育ち、特にジャガイモ作りに向いている。
30種類のジャガイモを生産し、カナダで消費されるジャガイモの約3割がこの島で作られている。某有名ハンバーガーチェーンのポテトにも使われているという。
名産「牡蠣」
ニューロンドン湾で養殖されている。底から湧き出る水と海水が混ざり合い、メロンのような甘さを引き出すという。
3年目の牡蠣が主に出荷される。口がヒラヒラしているのが新鮮な証拠。
大人気ホテル「イン・アット・ベイ・フォーチュン」
大人気のホテル。屋外のフードステーションで、炭で焼いたソーセージや花びらを乗せたタコスがいただける。
動物と触れ合えるスポット「アイランド・ヒル・ファーム」
動物牧場。125匹のヤギやウサギ、アルパカ、ニワトリ、ロバなどが人々の癒しのために育てられている。1日に100人以上の観光客が訪れる癒しスポット。
お土産に最適「シーグラス・スタジオ」
人気のシーグラス工房。島のビーチで拾ったシーグラスを扱う。中には魚が入って固まったシーグラスも。
「シーグラス」
投げ捨てられたビンが40年ほどの時間をかけて波に揉まれ、丸い形になっていく。
「キャベンディッシュ村」
シャーロットタウンから車で40分。「赤毛のアンの家」がある。
ファン必見のスポット「赤毛のアンの家」
小説と同じく、白と緑の外観で、2階の向かって右側の窓がアンの部屋。元々は原作者ルーシー・モンゴメリの親戚の家で、子供の頃からよく遊びに来ていたルーシーが想像を膨らませて書いた。現在はアンの世界を再現した観光スポットとなっている。
100年以上前に使われていた物がそのまま残っている。
周辺には、「恋人の小径」や「お化けの森」のモデルになった場所や、スターフラワーが咲いている。
原作者モンゴメリが育った祖父母の家の跡地や、お墓もある。モンゴメリは結婚後カナダ本土に移り住んだが、お墓は島を希望した。
『赤毛のアン』作者『ルーシー・モンゴメリ』(LUCY MAUD MONTGOMERY MACDONALD)
教師や祖父母の営む郵便局で働きながら短編の執筆を続け、1908年、初めて書いた長編小説『赤毛のアン』が出版されると、大ベストセラーとなった。
1942年、67歳で亡くなった。
石油王のホテル「ダルベイ・バイ・ザ・シー」
『赤毛のアン』にも登場した『ホワイトサンドホテル』のモデルとなった有名老舗ホテル。1895年、当時の石油王によって建てられた。100年前の雰囲気をそのまま残している。
このページは、2020年6月10日放送のBS-TBS『新・地球絶景紀行』を基に製作しております。
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