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  • 執筆者の写真サエグササエル

カナダにある世界一美しい島「プリンスエドワード島」

カナダ「赤毛のアン」の聖地「プリンスエドワード島」(Prince Edward Island)



『赤毛のアン』でアンが世界一美しいと讃えた「世界で一番美しい島」。

東海岸一帯ははじめてヨーロッパ人が入植した歴史あるエリア。

歴史ある教会が約300ある。

灯台の数は64。タイタニック号の遭難信号を最初に受けた灯台もある。


1867年、カナダ建国(合意がまとまったのはその3年前の1864年にこの島で行われた建国会議で。)。

建国会議参加者の一人が初代カナダ首相マクドナルド(建国の父)。

街には会議の参加者たちの銅像が並ぶ。カナダの歴史始まりの島。


面積:愛媛県とほぼ同じ面積。

人口:約15万人。

車は右車線。


「ダウンタウン」


歩道沿いの木製のチェアテーブルには、チェス盤が描かれている。


「コンフェデレーション・ブリッジ」


1997年完成。全長13㎞。プリンス・エドワード島と本土を結ぶ大橋。


州都「シャーロットタウン」


1823年に建てられた家など、古い街並みが今も残る。豪華客船も停泊する。

ベストシーズンは6月で、チューリップが満開。


「グレートジョージストリート」


シャーロットタウンのメインストリート。


劇場「コンフェデレーション・センター」



ミュージカル『赤毛のアン』(ANNE OF GREEN GABLES)は1964年の初演以来、50年以上のロングランを続け、ギネスにも登録された。

向かいの劇場では、大人になって成長したアンの物語のミュージカルが上演されていることも。


プリンスエドワード島が生んだ名作『赤毛のアン』



両親を亡くし、孤児院で育ったアンがプリンス・エドワード島で様々な想像をしながら成長する物語。原題は『緑の切妻屋根のアン』。


「赤毛のアン・ストア」(ANNE OF GREEN GABLES STORE)



物語の舞台となったこの島だけの専門店。島オリジナルの人形やアンの衣装(おさげ髪付き帽子)が売っている。


「セント・ダンスタンス・バシリカ大聖堂」


世界一のアイスクリーム店「COWS ICE CREAM」


「世界一のアイスクリーム」と謳っている。というのも、世界中を旅した添乗員たちへのアンケートで、イタリアの有名店に勝ち、1位を獲得したという。

島のミルク、リンゴ、イチゴ、ブルーベリーといった島の素材を使ったここだけのアイスが食べられる。


地元産食材の宝庫「ファーマーズマーケット」


観光客や地元の人も訪れる。島の野菜は鉄分を含む肥沃な赤土のおかげでよく育ち、特にジャガイモ作りに向いている。

30種類のジャガイモを生産し、カナダで消費されるジャガイモの約3割がこの島で作られている。某有名ハンバーガーチェーンのポテトにも使われているという。


名産「牡蠣」


ニューロンドン湾で養殖されている。底から湧き出る水と海水が混ざり合い、メロンのような甘さを引き出すという。

3年目の牡蠣が主に出荷される。口がヒラヒラしているのが新鮮な証拠。


大人気ホテル「イン・アット・ベイ・フォーチュン」


大人気のホテル。屋外のフードステーションで、炭で焼いたソーセージや花びらを乗せたタコスがいただける。


動物と触れ合えるスポット「アイランド・ヒル・ファーム」


動物牧場。125匹のヤギやウサギ、アルパカ、ニワトリ、ロバなどが人々の癒しのために育てられている。1日に100人以上の観光客が訪れる癒しスポット。


お土産に最適「シーグラス・スタジオ」


人気のシーグラス工房。島のビーチで拾ったシーグラスを扱う。中には魚が入って固まったシーグラスも。


「シーグラス」


投げ捨てられたビンが40年ほどの時間をかけて波に揉まれ、丸い形になっていく。


「キャベンディッシュ村」


シャーロットタウンから車で40分。「赤毛のアンの家」がある。


ファン必見のスポット「赤毛のアンの家」



小説と同じく、白と緑の外観で、2階の向かって右側の窓がアンの部屋。元々は原作者ルーシー・モンゴメリの親戚の家で、子供の頃からよく遊びに来ていたルーシーが想像を膨らませて書いた。現在はアンの世界を再現した観光スポットとなっている。

100年以上前に使われていた物がそのまま残っている。

周辺には、「恋人の小径」や「お化けの森」のモデルになった場所や、スターフラワーが咲いている。


原作者モンゴメリが育った祖父母の家の跡地や、お墓もある。モンゴメリは結婚後カナダ本土に移り住んだが、お墓は島を希望した。


『赤毛のアン』作者『ルーシー・モンゴメリ』(LUCY MAUD MONTGOMERY MACDONALD)



教師や祖父母の営む郵便局で働きながら短編の執筆を続け、1908年、初めて書いた長編小説『赤毛のアン』が出版されると、大ベストセラーとなった。

1942年、67歳で亡くなった。


石油王のホテル「ダルベイ・バイ・ザ・シー」


『赤毛のアン』にも登場した『ホワイトサンドホテル』のモデルとなった有名老舗ホテル。1895年、当時の石油王によって建てられた。100年前の雰囲気をそのまま残している。


このページは、2020年6月10日放送のBS-TBS『新・地球絶景紀行』を基に製作しております。



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