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スリムクラブ、『エンタの神様』フランチェンの葛藤を明かす!

  • 執筆者の写真: サエグササエル
    サエグササエル
  • 2022年11月3日
  • 読了時間: 4分

スリムクラブが2021年11月9日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』にゲスト出演。コンビ結成や下積み時代について語った。



沖縄出身芸人の相関図で言うと、ナイツの塙がこの番組でよく名前を出す三日月マンハッタンの仲峯は真栄田の後輩で、コンビ自体は内間と同じ日に所属した同期。そして先輩のキャンキャン。その他、マセキ芸能社のしゃもじが東京に進出している。

スリムクラブの2人は元々沖縄の芸能事務所で活動しており、それぞれピンで活動していた。

当時の真栄田は陣内智則が好きで、陣内のような芸風で活動し、一方の内間はフルフェイスのヘルメットをかぶり、着物を着てヒッチハイクをする、という1人コントをやっていた。


コンビ結成のきっかけ



真栄田は内間とは学年が一つ上だが浪人しているため、沖縄の大学で同期だった。

ある日の帰り道、吐しゃ物を見かけ、それが1色だったのを内間が、「この人、一品しか食べてない」と言ったため、真栄田はコンビを組もうと強く感じたと語った。


ナイツ塙との出会い



塙は2005年頃、かつて吉本に所属していた弱視の後輩芸人こにしと仲が良く、そのこにしから、「すごく優しい先輩がいて家に遊びに来るから、どうですか」と誘われ、真栄田と初対面した。

そこで塙は真栄田から「塙さんは今後の事とかもう考えてますか?」と言われ、そして真栄田は今後の計画を立てたノートを見せ、塙は同世代で計画をしっかりと立てている事に焦ったと振り返った。


真栄田は目標を書くのが好きで、また漫画『グラップラー刃牙』の影響でイメージトレーニングをしっかりとやるようになり、当時、毎朝湯船に浸かっては、具体的に想像を高め、『笑っていいとも!』のテレフォンショッキング出演や、『M-1グランプリ』で松本人志から96点をもらうと想像し、実現させたという。


『エンタの神様』フランチェン秘話



その2年後、『エンタの神様』でフランチェンとして活躍した真栄田。

ある日いきなり吉本興業から真栄田に電話で「日テレから呼んでるから行け!」と言われ、行ってみると「エンタの神様」だった。当時、「エンタの神様」のスタッフは新たな出演者を求めて、ありとあらゆるライブをチェックして回っていた。

そしてスタッフから「おたくのライブ観てスゴかった。ただ、ネタはテレビウケしないと思います。マニアックすぎる。だけど、声とその風貌と「イイヨ!」というのは使える。それを使いたい」とオファーされ、また、「内間さんはいりません」とも言われた。

その話を持ち帰ると内間は、「嬉しい。真栄田さんテレビ出たらありがたいです」と後押ししてくれたので、1人で出演。そして後に内間もナレーションで参加できるようになった。


そして毎週ネタの台本を作って持って行ったが、総合演出の五味一男氏のOKが出なかったり、また番組は子供ウケを狙っていたので合わず、次第に作家が書いたものをやるようになったりして、気持ちが苦しくなっていった。

そんな頃、OAを観た沖縄の父から電話があり、「観たぞー、やってんなあ、フランチェン。」と会話が始まり、真栄田の乗り気の無さを感じた父は、「でもオレと約束しろ。絶対、人が作ったとか言うなよ。言い訳すんな。お前やると決めたんだろ?自分でやると決めたんなら、日本で一番楽しく面白くフランチェン演じろ!」と叱咤激励され、最後に一言「アレ、全然面白くない」と言われた。しかしこれで吹っ切れたと語った。


吉本の若手ヒエラルキー



『エンタの神様』には出演するようになったが、吉本の若手としての扱いは変わらず、当時、東京の吉本興業では渋谷∞ホールで、『AGE AGE プロジェクト』という若手芸人のランク分けシステム付きライブを行っており、スリムクラブは下から2番目の階層である『AGE AGE チャレンジ』にいた。

ちなみに、『ラジオショー』パートナーMCの相席スタート・山﨑ケイは当時まだ女性コンビの1~2年目で、人気もまだ無く、一番下の『AGE AGE プロジェクト』と『AGE AGE チャレンジ』を行き来していた。


スリムクラブは『AGE AGE チャレンジ』にいて、ウケは良かったが、人気が取れずランクアップできない状態が長く、そんな中、2010年のM-1決勝に進む快挙を見せたため、下層の若手たちは「おもしろければ行けるんだ!」と興奮したという。


『M-1グランプリ2010』では、スリムクラブのウケと笑い飯の『鳥人』に島田紳助が100点を出したため、塙は感服して、優勝を諦めていた。


また、上層の方にはピース、フルーツポンチ、チーモンチョウチュウなどがいて、真栄田はチーモンチョウチュウに若気の至りで、「人気だけだろ!ネタ面白くないだろ!」と嚙みつき、チーモンチョウチュウのネタを完コピして舞台でやったところ、思いのほかウケたので謝罪したという。



チーモンチョウチュウの人気は高く、当時流れ星ら人気コンビが集まり『ネタレンジャー』というライブをやっていて、ライブシーンをけん引していた。

一方で、若い女性人気の無いナイツ、えんにち、オードリーらは対抗して、『漫才米騒動』というライブを作り、活動していた。

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