チャンカワイ、ブレイクを手伝ってくれたナベプロの先輩!
- サエグササエル
- 2022年10月27日
- 読了時間: 5分
Wエンジンのチャンカワイが、2021年12月27日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』にゲスト出演。ブレイクするための紆余曲折や先輩の助けについて語った。
ブレイク前からナイツと面識があるチャンカワイ。大阪から上京して、まだ改名前の『宴人(えんじん)』時代に、上野で行われたマセキ芸能社の事務所ライブに出演。大爆笑を取り、マセキ事務所としても採用するつもりでいたが、ワタナベエンターテインメントに所属してしまったという幻の芸人だった。
チャンカワイによると当時、どちらの事務所にも並行してネタ見せに行っており、どちらのマネージャーからも食事に連れて行ってもらっていたという歓迎ぶりだった。
その後結局ナベプロに所属し、それから3年間はマセキ芸能社の目をかけてくれていた内海マネージャーとは会話できなかったという。塙によれば、内海Mgはかなり欲しがっていたと語った。
チャンカワイはウッチャンナンチャンが好きなので、マセキ芸能社にも顔を出していた。
上京の決め手は
チャンカワイがナベプロを選んだのは、「テレビに出られそう」だったから。
大阪吉本の舞台に立っていたが、当時、大阪で吉本興業の若手の出演劇場だった心斎橋筋2丁目劇場が『ワチャチャ大爆発』というイベントをもってフィナーレを飾り、若手の出演場所が無くなった。
それで東京に行こうとロッチや超新塾が上京し、宴人が迷っていると、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』にいち早く上京したゴリけんが出演しており、「あのゴリけんがテレビ出れるって…、ワタナベって、簡単やな!!」とかなり驚き、上京を決意した。
改名の経緯
2008年、『宴人』から『Wエンジン』に改名。それまで宴人として活動し、ライブで優勝したり、がんばってはいたが、今ひとつパッとしなかった。
そんな中『笑いの金メダル』(04.04~07.06)に出演、2006年ぐらいから『惚れてまうやろ~』のネタをやって優勝し、レギュラーに決定したが、2週間後に番組が打ち切りになってしまった。
それで「運が回っていかないな」と会社に相談してみたところ、実は事務所内で自分たちが『あと1年でクビ組』という組み分けをされていると知り、心機一転して、「1年でアカンかったら辞める」と決め、「みんなの言う事を聞こう」とあれこれやった中で、改名という話になった。
元々、エンターテイナーの意味を込めて『宴人』と付けたが、「わかりにくいからカタカナにしたら?」とアドバイスしてくれたのがネプチューンの名倉潤で、続いて“にしおかすみこ”を平仮名表記にしてブレイクさせた実績がある、と青木さやかが手を挙げ、調べてくれたところ、『エンジン』だと12画で“悪魔の数字”と判明し、“逆転”の数字が16画だった。
また、TIMのゴルゴ松本が、「俺が(「エンジン」に)付けるヤツ考えるから正月に電話くれ」と沖縄旅行中のゴルゴに電話すると、「今から思いついたの言っていくから。あっ、降りてきた。スカイエンジンだろ…ブルーエンジンだろ…シーサーエンジンだろ…」と明らかに沖縄っぽかったので呆れていたところに、「ダブルエンジン」と言われ、響きにピンと来て、青木に調べてもらったところ、「W」が4画だった。
そして決定した名前をゲッターズ飯田に見せたところ、「あっ、良いですね」と言われたので、改名した。
そして改名して『爆笑レッドカーペット』のネタ見せに行ったところ、初めて合格し、初出演でレッドカーペット賞を受賞。ネタを変えたわけではなかったので、余計信じるようになったという。
また、チャンカワイもそれまでは本名の川合正悟、えとう窓口も江藤嘉洋でやっていたが、名倉から「インパクトが必要やで」「川合はもう肉好きやねんから、バラ川合300グラムでええやないかい」とたまたま好きだったのと、焼肉屋だったので言われ、さすがに抵抗していると、隣にいたビビる大木が、「川合ちゃん、川合ちゃんだったから、チャンカワイでどうですか?」と取りなし、ピンと来たのでまたゲッターズ飯田に聞いたところ、良いと言われ、改名。
えとうも「お前は(芸人の割に)役所の窓口ぐらいしょーもないな」と言われ、即決したという。
ロケ芸人のコツ
現在は年間数百件のロケをこなすチャンカワイ。今日も朝から栃木でロケを終えてニッポン放送へ。当初は自分でもロケの仕事が多いなぐらいに思っていたが、『アメトーーク!』の【ロケリポーター芸人】の回に呼ばれることになったため、年間どれぐらい行っているのかと調べてみたら、200日以上行っていた事に気付いた。
ロケ仕事が多くて、休みが無くてありがたいが、「立場も無い」そうで、台本を開くと自分のセリフに「レ」と書いてあり、「レポーター」の「レ」としか書いてないという。
以前、ロケ上達のコツを事務所の先輩であるホンジャマカ・石塚英彦に尋ねたところ、日本テレビ『メレンゲの気持ち』(96.04~21.03)内で放送されていた「『(石ちゃんの)通りの達人』、見ろ」と言われ、勉強。ボケもするし、グルメレポートもちゃんとする姿勢に感動したが、さすがにダジャレで笑いに持って行く腕は無いと思い、改めて聞くとさらに「カメラマンと仲良くしろ」とアドバイスをもらい、「カメラマンさんがリアクターになってお客さんを笑わせる」ということを教えてもらったという。
というのも、フレームから外れるボケは打ち合わせしておかないと、カメラマンがしゃがんだタレントを追ってしまうので出来ないと説明した。
カメラマンと仲良くなる方法は「ディレクターさんが現場の人と喋ってる間にカメラマンさんに近付く」事だそうで、そうやって打ち合わせたボケは、「ディレクターさんへのサプライズ」の気持ちで行うという。
芸人にとってロケ現場では「自分はもう3割だけで充分で」、7割は台本通り絶対するというのが、また次もロケに呼ばれるコツだと明かした。
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