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  • 執筆者の写真サエグササエル

ホリプロ創設者・堀威夫が語る石川さゆりブレイクの瞬間!

大手芸能事務所ホリプロ創設者・堀威夫が、2021年12月29日放送のニッポン放送『BIG TALK SPECIAL 堀威夫 いつだって青春』で、歌手・石川さゆりがブレイクするまでの裏側を語った。



1970年代前半、堀威夫は、ホリプロに既に石川さゆりが所属していて、『スター誕生!』(日本テレビ)初代グランドチャンピオン森昌子を獲得し、次のグランドチャンピオンである桜田淳子も取って、『ホリプロ3人娘』で売り出そうと考えていた。だが諸般の事情から桜田は取れず、代わりに山口百恵を獲得した。

そして結果として、1つ年上でスター誕生とは無関係の石川が弾き出され、同い年の昌子、淳子、百恵の、『スタ誕3人娘』が『中3トリオ』として一躍話題となった。


この結果に堀は、「3人のうち2人はウチなんだから、6割6分6厘だ。文句言うことは無いんだから」と落ち着いたが、「だけどさゆりにはかわいそうなことをしたな。なんとしてもこれは、商売を度外視してもやらなきゃいけない」と考え、石川のブレイクに向けて尽力することに決めた。


そして1977年、『津軽海峡・冬景色』が大ヒットしたが、堀によるとこのブレイクに至るまでは、「完全に贅沢な企画」だったと語った。



当時、73年3月にデビューさせた石川さゆりはどうすれば当たるのかと作詞家の阿久悠、所属レコード会社の日本コロムビアのディレクターも手をこまねいていた。

そこに堀はLPの時代に、すべて阿久悠作詞、三木たかし作曲で、違うパターンの曲12曲(『365日・恋もよう』)を作らせてテストした。

そしてその曲を持たせて石川に地方を回らせると、現場のマネージャーから、「『津軽海峡・冬景色』の時だけ、お客さんの反応がちょっと違う」という報告があり、シングルカットを決断。最初、阿久悠から「もっと良いの書くから」と同様の新作を作ると言われたそうだが、『津軽海峡・冬景色』は、第19回日本レコード大賞・歌唱賞、第6回FNS歌謡祭・グランプリ&最優秀歌唱賞、第10回日本作詩大賞・大衆賞を受賞した。



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