ホリプロ堀社長が激推しするアニソン歌手May'nのスゴさと世界進出の壁
- サエグササエル
- 2023年3月7日
- 読了時間: 2分
2021年4月18日放送のTOKYOFM『空想メディア』にホリプロ社長・堀義貴氏が出演。ホリプログループ所属のアニメソング歌手May'nを世界進出させた体験を語った。
歌手・May'nにアジアを回らせているが、「彼女の凄いのは体が丈夫なこと。スタッフがバタバタ倒れていく中、一人だけお腹も壊さない。」とMay'nのタレント適性を挙げ、さらに、「アジア回ってる内に中国語も英語もちょっとずつ覚えちゃった」と、必要な会話を習得してしまったという。
だが、それによりハプニングも。
フランスで行われたJAPAN EXPOに出演したMay'nが、通訳を介さずMCを行っていたところ観客からブーイングが。
なんと、英語でMCを行っていたところ、会場のほとんどがヨーロッパのお客さんで、「日本語でやれ!」とクレームが起きてしまったという。
そんなエピソードを語る堀社長だが、「おぼろげに「海外でやりたい」なんていう人は絶対に連れて行かない」という。
それには、海外進出の壁となる、日本との大きな違いがあった。
もしも全部の照明が落ちたら…
以前、海外でコンサートを行おうと準備していたところ、リハーサル中に会場の照明、空調がすべてダウンし、リハーサルできなくなってしまった。
このようなハプニングに対し、堀社長は、「照明が落ちる、空調が止まるは当たり前。海外ではダラダラしてないとできない。」と答えた。
また、よくあるホテルでのトラブルに対しても、「お湯が出ないと文句言う奴は連れて行くな!郷に入ったら郷に従うのが当たり前」とスタッフに檄を飛ばしているという。
だがその姿勢は個人の考えでなく、現地スタッフの反応に由来している。
堀社長「中国や韓国、シンガポールのスタッフは、「どうしてあんな日本人は怒るんだ?」と。彼らにしてみれば、ホテルのお湯が出ない事なんて俺らに言われても仕方ない、って事なんです。」
堀氏曰く、完璧主義の日本人はすぐ怒るので「(一緒に仕事を)やりたくない」という外国人が多いという。
そのため、照明と空調が止まった時は、演者はおとなしく楽屋に帰り、「こりゃ2~3時間かかるぞ」と思いながら、過ごすしかないという。
「日本の照明スタッフは世界一!だが…」
一方で、日本のスタッフに対しても言及。
「日本の照明スタッフは世界一。しかしそれは夜を徹して働いている、準備しているということの裏返し」だと解説。
ニューヨークでは12時になったら誰もがきっちり昼休みで現場からいなくなり、昼食を食べに行くという。
また、もし舞台に釘が落ちていても役者は拾ってはいけない。拾うのはユニオンの仕事、という環境になっている。
以前、蜷川幸雄氏の舞台公演で、セットを役者が運ぶというのがあったが、スタッフの仕事なのでそれはできないとなったという。
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