今、もっとも勢いのあるラジオパーソナリティー・高田文夫先生とは?
- サエグササエル
- 2023年6月9日
- 読了時間: 5分
放送作家の高田文夫『先生』が、2021年6月16日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』にゲスト出演。ナイツ塙が副会長を務める漫才協会の外部理事に就任したことを発表した。
伝説1 『ひらけ!ポンキッキ』を立ち上げた!
21歳から放送業界に入り、21~22歳の時、1973年4月に始まった『ひらけ!ポンキッキ』の立ち上げにも関わっていた高田。当時、後にワハハ本舗主宰となり、日本テレビのコント番組『巨泉・前武のゲバゲバ90分』の作家でもあった喰始氏が携わっていた日本テレビの子供のための教育ギャグ番組『カリギュラマシーン』を、フジテレビでも真似できないかと、フジテレビのプロデューサーで後にSF作家となる野田宏一郎(野田昌宏)氏と3人で熟考し、立ち上げたという。(番組開始の順序については誤認の可能性あり)
伝説2 『全員集合』と『ひょうきん族』両方の作家を務めた!
土8戦争で有名なTBS『8時だヨ!全員集合』とフジテレビ『オレたちひょうきん族』の両方に関わっていた唯一の作家で、『全員集合』のギャグ「いかりやに!怒られた~!」の節回しの発端も高田先生だという。
伝説3 【寝起きドッキリ】の生みの親
伊東四朗も所属するお笑いトリオ『てんぷくトリオ』のメンバーで、昭和の人気司会者、三波伸介の出演する演芸番組、NHK『お笑いオンステージ』を書いていた放送作家の前川宏司氏が42歳の時、白血病で夭折。前川氏の下に付いていた高田先生は、そこから三波伸介の座付き(専属)作家となった。
そして三波と高田先生で『スターどっきり!㊙報告』を作ったという。その時にレポーターとして参加した、元ザ・ドリフターズの小野ヤスシ、宮尾すすむ、そして漫才協会会長の青空球児と仲良くなったと説明した。
番組の大人気企画【寝起きドッキリ】を考案したのも高田だと説明。当時会議で、人気女性アイドルのパンツを見たい、どうすれば合法的に見られるか?という冗談を喋っていて、【寝起きドッキリ】を思いついたという。
【寝起きドッキリ】について、2日後の2021年6月18日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』で、高田氏が当時の内幕について語った。
当時【寝起きドッキリ】実現のためにアイドルのマネージャーとフジテレビ制作サイドが打ち合わせし、事務所サイドが難色を示す中、フジ側が「万が一しくじったり、もめたりしたら、その代わり(夜の)ヒットスタジオ出しますから」と当時人気だった高視聴率歌番組『夜のヒットスタジオ』とのセット案を提示した。
この取引のおかげで、西城秀樹や野口五郎もドッキリに出てくれたという。
そして【寝起きドッキリ】は大成功し、視聴率も30%以上をマークした。そこから三波の信用を得たという。
「先生」と呼ばれるようになった理由
そして東京12チャンネル(現テレビ東京)からも三波氏にメイン番組のオファーがあり、番組企画を考えることになった高田氏。
三波氏は元々喜劇役者で、三波氏からは「役が無いとダメだよ、俺」と言われていた。
三波氏が役を演じることで番組ごとの色の違いを出すために、NHK『お笑いオンステージ』では芝居の座長、日本テレビ『笑点』では司会、フジテレビ『スターどっきり㊙報告』ではキャップという役割を高田先生が考え、設定していた。
また別の役を作らなければと考え、『三波伸介の凸凹大学校』というタイトルで大学の先生、校長にしたという。
そして高田が三波に、「最近仲良いんだけど、浅草に“ツービート”ってのがいるんだけど、三波さん、ちょっと会ってくれませんかね?」とお願いして、強引に『凸凹大学校』に入れたのが、ビートたけしだという。
また、この番組の俳句の授業コーナーで高田文夫氏も「先生」として出演し、三波氏に「さあ、続いては高田文夫先生です」と紹介されたため、あだ名が先生となって、現在に至るという。
そして1981年に、『ビートたけしのオールナイトニッポン』が始まった時にも、それにならって、作家の高田のことを「高田文夫先生」と呼ぶようになったと解説した。
最近のテレビ番組は
現代のテレビについて訊かれると、「いや、面白いんじゃない? 若い人いっぱい出てくるじゃない、最近。面白いもんね、みんな。若い人が出てこないと商売ダメだからさ。この業界も若い人どんどん出てくるじゃない。だからこの業界大丈夫だと思うよ。若い芽が出ないとね」と、歌舞伎でも若手を登用したことを引き合いに出し、「伝統に乗っかっててもしょうがない」と評した。
漫才協会外部理事に就任!豪華企画にナイツからはNGも
漫才協会の外部理事に就任したことを発表。東洋館で青空球児・好児、昭和こいる、浅草演芸ホールなどを運営する東洋興業の社長らと会談し、外部理事に決まり、名ばかりではなく、浅草を盛り上げるため、企画に関わっていくという。
ナイツ塙は、高田先生が来たことで喋って元気になる師匠たちの姿を見てスゴいと感動したという。
そして、2021年6月21日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』のオープニングで、外部理事就任にあたって、爆笑問題の太田光からお祝いの手紙が届いた事を伝え、番組ではその文面の一部を紹介。太田からの手紙には、「当然私たち爆笑問題も外部漫才師として、できることはなんでもいたします。なんでも言ってください」と書かれていた。
高田先生は外部漫才師として、爆笑問題、サンドウィッチマン、オードリー、松村邦洋と高田氏の新宿キッド、そしてツービートの名前を挙げ、舞台に立たせる案を発表した。
そして番組のエンディングで、後番組のナイツとの掛け合いで塙から、「すいません、先生、オードリーだけは同年代なんで、シャレになんなくなるんでやめてもらって…」と制され、「オレたちが20年かけて築き上げたもの、1日で崩壊されると困りますから」と伝え、土屋からも「全部持ってきますから。オードリーが入ったら」とナイツ2人からオードリーだけは辞退された。
それを聞いた高田から「意外と土屋も塙も弱気だね、オードリーに対しては」と言われると塙は、「そうですね。やっぱ奥さんラジオに出せないんで、僕ら」と、19日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』で春日の奥さん、クミさんが出演したことを持ち出した。
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