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  • 執筆者の写真サエグササエル

ホリプロ現社長が語る山口百恵引退の瞬間

ホリプロ社長・堀義貴氏が、2021年4月11日放送のTOKYO FM『空想メディア』にゲスト出演。かつてホリプロに所属した伝説の歌手、山口百恵の思い出を語った。



堀義貴社長はホリプロ創業者・堀威夫氏のご子息。子供の頃はよく現場に行ってイタズラをして悪ガキと言われ、和田アキ子にも「あっち行けこのヤロー!」とよく叱られていたという。


3~4歳の時に『スター誕生』が放送されていて、父(威夫氏)に「これから欽ちゃんに会いに行くけどお前行くか?」と言われ、一緒に渋谷の喫茶店フランセへ。欽ちゃんこと、萩本欽一は当時日本テレビ『スター誕生!』の司会を担当していた。また、ホリプロは番組初期から深く関わり、山口百恵や片平なぎさなど多くのスターを獲得していた。


義貴氏は喫茶店で欽ちゃんになぜか、「君はいいコメディアンになるね」と言われたそうで、そこからお笑いを意識して目指し、高1の時、欽ちゃんの『良い子悪い子普通の子』の良い子オーディションがあると聞き、受けようとしたという。

だが、それを父に告げると、父に「お前、身ぐるみ剥がされるぞ」「七光りだって言われるぞ」と叱られ、出役を断念。だが、「笑わせる事だけはずっとやろう」と誓ったという(その後、ニッポン放送に就職し、4年在籍した)。


一方のプライベートでは、小学3年生までは父親の仕事がよくわからず、ただのサラリーマンだと思っていたという。

しかし、父の仕事がわかってからは、友達にやたらと「(芸能人の)サインくれ」と頼まれたと振り返った。


伝説のスター・山口百恵



また、今も伝説と語られる歌手、山口百恵氏の引退についても語った。


引退の時、義貴氏は高校生。山口百恵引退の話は父親から聞く事もなく、また社員のほとんどが知らなかったという。


だが、引退の話が世間に発表されてからは、新聞の中吊りなど、週刊誌には「ホリプロ倒産へ」とよく書かれたという。

それほどまでにホリプロの売り上げを担っていたわけだが、実際のところはどうだったのか。


実はホリプロはそれ以前にも何度も倒産の危機があった。そういったことを踏まえ、創業者の威夫氏が、「1人のタレントに売り上げの25%を依存しない」と決めていた。そのことを踏まえた企業経営があって、当時の山口百恵氏の売り上げが、ホリプロの22~23%だったので、(経営として)行けたという。


また、ホリプロとテレビ局などのメディアとの付き合いは変わらなかったのかという点についても、前社長が当時のチーフマネージャーを務めていて、どの局にも不義理することなくスペシャル番組をやり、映画の製作などすべてをやり切ったため、付き合いも保たれたという。


そしてホリプロのパーティーが10月15日にあり、その日が引退の日に。その時ハンカチにサインをもらったが、そのハンカチは所在不明だという。


また義貴氏は、山口百恵氏とは引退してからは一度も会った事が無いそうで、以前、同社所属の石原さとみが赤いシリーズのリメイクをする時に、石原さとみ本人が1度会いに行ったが、その時も付いていかなかったと語った。



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