2021年4月18日放送のTOKYOFM『空想メディア』に、株式会社ホリプロ代表取締役社長・堀義貴氏が出演。コリアンエンターテインメントのスゴさの正体について語った。
世界進出を考えるホリプロの堀社長は、以前、FTISLANDとの業務提携を考え、彼らがライブを行っているソウルのライブハウスの楽屋を訪ねた。
楽屋をのぞくと、10畳一間の楽屋にメンバー6人が立ったまま食事を摂り、彼らの事務所の社長が化粧前に座っていたという。そして向こうの社長が堀社長に気付くと、メンバーに堀氏を紹介。すると全員が礼儀正しく元気よく挨拶をしてくれたという。
そういった彼らの姿勢に堀社長は韓国の男性アイドル事情を分析。
「彼らは兵役に行く前にひと稼ぎしておこうと考えてるんですね。(兵役で)2年経ったら人気が無くなってるかもしれない。その時のために資金を貯めておこうと。事業を勉強しておこうと大学に通っているメンバーもいる。英語ができなきゃ海外にも出れないぞというレッスンも受けている」と、彼らは覚えも良くて、日本語も半年くらいでマスターしてしまうという。
韓国の海外に対する感覚はエンターテインメントの世界だけでなく、全体的なもののようで、堀氏は、「10年前はレストラン入ってもカタコトの英語も通じなかったのが、今ではたいていのレストランでカタコトでも通じるようになっている」と語った。
こういった世界に目を向けた動きは、韓国のみならず、アジアでも同様で、一定の豊かさを手に入れたアジア諸国では、世界を視野に入れた活動が活発で、インドネシアでは、エンターテインメントは地上波の電波よりスマホの画面で先に観るのが普通になっているという。
その情熱の高さに堀氏も注目していた。