ラベンダーが美しいイギリスの田舎「イーストアングリア」
- サエグササエル
- 2023年5月3日
- 読了時間: 2分
「イーストアングリア」
イギリス東部、ロンドンの北東にある地域。牧歌的田園風景が美しい。
気候が温暖。好天が多く耕作にも適する。イギリスの農産物の約3分の1が生産されている。
6~9世紀、北ドイツからアングル人が定住したことから名付けられた。
点在する町々には中世の面影が残っている。
イギリス最大のラベンダー畑「ヒーチャム」
イーストアングリア地方北部の町。年間約7万トンのラベンダーが収穫される、イギリス最大のラベンダー農場が広がっている。
温暖な気候と爽やかな空気が栽培に適している。
ラベンダーが咲き誇る夏を中心に、年間約10万人の観光客が訪れる。
ラベンダーの収穫時期は7月から。
ラベンダー農場には観光客のためにラベンダーについて答える専門のガイドがいる。
ラベンダーオイルを作るための釜は3つで、1874年から同じものが使われている。
様々な実験の結果、銅製が最適となった。
250㎏のラベンダーからわずか700gのオイルしか取り出せない。
蒸溜は、刈り取りから48時間以内に行わないと、香りを保つことができない。
約1時間かけて蒸溜する。
オイルは、取り出した直後は香りが強すぎるので、約1年間寝かせてから出荷される。
王室御用達のラベンダー会社「ケーリー・ミル」
1820年に建てられた。ラベンダー農場を管理する会社が置かれている。
チャールズ皇太子の紋章が掲げられ、王室御用達であることを示す。
「ラベンダー豆知識」
イギリスと言えばバラ。しかし、バラを育てる際にアブラムシによる害があるため、アブラムシを防ぐ効果があるラベンダーを一緒に育てる。そのため、ラベンダーも人気になった。
ラベンダーの寿命は長く、30年以上同じ株から育つ。
このページは、BSプレミアム『イギリスの小さな旅 ~イーストアングリア紀行~』を基に製作しております。
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