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中川家『笑輪の笑い~Born ready達~』を語る!

  • 執筆者の写真: サエグササエル
    サエグササエル
  • 2022年10月28日
  • 読了時間: 5分

中川家が2022年1月7日放送のニッポン放送『中川家 ザ・ラジオショー』で、1月1~2日になんばグランド花月で行われた明石家さんま主催の正月興行『笑輪の笑い~Born ready達~』の壮絶な現場について語った。



年末年始を振り返り、2021年12月30・31日に東京ガーデンシアターで行われた『DAIBAKUSHOW 2021』に出演した中川家は、出番終了後、『笑輪の笑い』の稽古のために大阪・なんばグランド花月へ。

稽古自体は12月27日の暮れから始まり、若手たちは稽古しながら、「もう次で終わりですよね」と中川家に尋ねたが、「わからん、さんまさん次第やで」と返しつつも、「でももう終わるやろ。完璧やで」と思っていたら、明石家さんまは「もう1回、行こか!」と決めて若手を驚かせ、計5時間稽古を行い、それが3日間ほどあったという。


通常、お芝居の稽古は「ここ、ありまして…」と端折れる時は端折るが、さんまの場合は「ほな、それやろう!」と必ずやることになっている。


元々、台本は無かったそうで、最初にさんまが口で説明して、筋立てを発表。後輩たちも聞き返せずとりあえず頷き、そこから稽古が始まった。

さんまは稽古が終わってもすぐ帰らずにずっと喋り、ふと時計を見ると深夜2時半だった。それを伝えられたさんまは「ええよ、もう。帰ったるわ」と捨て台詞を吐いて帰ったという。


本番当日



そして本番当日、通常なら90分前後の上演時間だが、結果を言うと2時間40分上演していた。幕が開いた瞬間は、生の明石家さんまに、泣いている観客もいたという。

夜7時から始まり、コロナ禍というご時世もあって、さんまも「10時には終わります!」と宣言。するとお客さんから「え~!イヤや~!」と野次が。「大阪のお客さんスゴイですよ、ほんまに」と振り返った。


長くなった理由について、さんまが1つボケるとしつこいのはテレビでも放送されているが、舞台ではさらに長く、「1つの歌唄うのにね、7回ボケるんですよ。まだ無いか、まだ無いかって」と延長させていたという。


さんざんやり尽くした後に、「まだ、行く奴おるかー?」「もうええねんな!?」はリハーサル通りだったそうで、剛がうっかり「もうええ、もうええ」とこぼしたところをさんまに捕まり、「誰に言うてんねん、お前!」とさらに広がっていった。

そして礼二も、「礼二、なんか無いんか?」と振られると「なんも無いです」と返し、「悩め!ちょっとぐらい」とツッコまれた。


また、舞台のボケにお客さんも「まだまだ~!」と内容に入ってきたり、それでさんまが「入ってくんな!」とツッコみ、お客さんがボケに入って来なくなると、またさんまが「入ってくんな!は入って来るって事やろ!」とツッコみ、会場を笑わせた。


そして観客が途中でトイレに立つと、さんまは舞台に座り込み、「今トイレ行った人待とう、みんなで」と中断させ、戻ってきたところを「別に大したボケは無かったんですけど…」とその人に語りかけ、「ハゲてますね、おたく」と客も巻き込んで舞台を続けた。


出演者全員による口上の挨拶では、一人一人が短く喋る予定の所を全てさんまが入って喋り、また、「あれ、なんやったっけ?」と“定食”と呼ばれるお決まりのくだりをネタ振りされ、それに応じたため、全体で5~6分の予定が40分になったという。

口上も稽古では1時間かかっていた。


また、さんまとジミー大西2人だけのやりとりのシーンもあり、短いやり取りのはずが、練習だけで50分、本番は短くして40分やっていた。それでもお客さんはイスにもたれず、何かあるだろうと前のめりで観ていたという。


合間では、中川家、次長課長、アインシュタイン、アキナがネタを披露。

2日目には今田耕司とロッチ中岡も観覧に訪れ、さんまが2人を舞台に上げるというハプニングもあったという。


また、さんまのテーマ曲である『笑顔のまんま』を演奏するという音楽のシーンも。

剛は趣味のギターを使い、さんまリクエストの曲を奏でた。実は本当は出来なかった曲だが、「出来ます」と答えてしまったため、練習することに。ボケるためのフリだったため、間違えないようにと猛練習。年末はギターを持ち歩いて、ずっと弾いていたという。


そして本番当日にも、さらに1曲『明日があるさ』を追加させられ、次長課長・河本のカホーン、ゆりやんレトリィバァのピアノと合奏。

総合演出の音楽担当は気を遣ってくれたが、その後デッドスペースのような場所で2人で確認して、可能と判断し、本番に臨んだという。


また、次長課長・河本も舞台では打楽器のカホーンを見事に演奏していたが、実は初体験。剛と同じようにさんまに言われ、裏で猛練習していたという。

さんまが練習のアピールを嫌うため、3人とも何食わぬ顔で準備。本番の日は3人とも1時間早く劇場入りし、コソコソと練習していた。


加えて剛は、さんまと2人で演奏前に小ボケを3つぐらい挟まされることに。さんまは劇場入りするなり、「あれなあ…!」とアイデアを喋って加えるので、ネタがどんどん増えていくという。


終演後



舞台は中継や録画、配信は無く、前2列を空けた700席、計1400人のみが観覧した。約1万人の応募があったそうだが、さんまは「テレビで観れないことをやりたい」と配信を拒否。テレビでは言えないような発言も飛び出したが、会場はそのつもりで来ているので大爆笑だった。


さんまは「2日じゃ足りん!」とこぼしていたそうで、最後のシーン前の休憩で剛がタバコを吸っていると、さんまがやって来て、「これってアレか?全国回れんのか?」と全国ツアーを示唆。「あら?火が付いたんですか?」と言われると、「別に火が付いたわけやないけど、一応確認で。全国回れんのかなあ?」と次を考えていたという。


上演後2日間とも、打ち上げがあったそうだが、1日はフジテレビの『爆笑ヒットパレード』、2日は神戸で別仕事、3日も東京のNHKで『東西笑いの殿堂2022』という4時間の生放送があったため、剛は参加しなかったという。

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