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  • 執筆者の写真サエグササエル

倉本聰、田中邦衛さんを語る

2021年4月23日放送の『さだまさしのオールナイトニッポンGOLD』に脚本家・倉本聰が富良野から電話出演。3月24日に亡くなられた、倉本が脚本を手掛けたフジテレビ系ドラマ『北の国から』の主演を務めた田中邦衛氏について語った。



主人公・黒板五郎を表現するにあたって倉本氏が求めたのは、人間の弱さ、狡さ、情けなさ。

「欠点をいっぱい持ってない人間って、魅力ないですよね」。

そんな思いを乗せて『北の国から』は作られた。


パーソナリティーのさだまさしが、黒板五郎の純と蛍への教育の仕方、たとえば、「抱きしめるだけ」という朴訥な愛情表現をドラマで描いた事について質問すると、倉本氏から答えが。


倉本氏が参考にしたのは、NHKの『生きもの地球紀行』というアフリカなどの動物を追ったドキュメンタリー。動物の親が子に対する愛情の示し方をベースにしたという。


子供がミスをした時に、子どもを責めず、一緒に謝る行動についても倉本氏は、「そこはだから自分ができないことをどんどん書いていったからそういういい演出ができたんですよ」と語った。


田中邦衛さんのエピソード



また、田中邦衛氏の思い出について、


「書き始めてからしばらくしてからだけど、邦さんの実家を訪ねたことがあるんですよ」と、田中邦衛氏の故郷・岐阜県へ。「そしたらね、お兄さんが出てきたの。まったく邦さんと同じ人が出てきちゃったのね。顔つきから何から。黒板五郎が出てきたとしか思えなかったね。」


というエピソードを披露した。


また、田中邦衛氏が愛用していた、腰元がゆったりとして、裾が細くなっていく昭和のズボン『マンボズボン』についても。


「邦さんていうのは“ヘンな美学”があるんですよ、あれでもね。あの人常にマンボズボンだったんですよね。短いの。靴とズボンの間に少し素足が見えてるの。それはいいんだけど、(田中邦衛さんが)なんかの賞を取ってタキシード着なくちゃいけないってタキシード作ったのよ。そしたらそのタキシードがマンボ(ズボン)だったのよ。上はしっかりタキシードなんだけどね、ズボンがマンボズボンなんだよ。吹き出しちゃったけどね。邦さんやりすぎじゃないかって。おかしかったね。大真面目なんだよ」


といったエピソードを語った。



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