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  • 執筆者の写真サエグササエル

篠山紀信名言集・1

写真家・篠山紀信が2021年7月21日放送の『山崎怜奈 誰かに話したかったこと。』にゲスト出演。短い出演時間ながら数々の名言を残した。


「(AKB48の)“神7”なんていうのはさ、元はと言えば、私が選んだようなものですよ」



まだ世間の人がほとんど知らなかった頃のAKB48の写真を依頼され、最初の写真集を手掛けた篠山氏。当時のメンバーの雰囲気は、「来年は無いわよね、きっと」という感じだったという。篠山氏はその中から10数人を自身でピックアップ(選抜)して撮影した。


「でも必ず良いところってあるから人間は。そしたら、そこをパッと見つけて、クッとこう寄って、クッと引っぱり出して、そんでまあ写真としては本当に魅力的な物を作り出すわけですよ」


乗らない仕事でもプロのカメラマンとして、良いものを作る仕事術について語った。


「プロはね、そんなに撮らないの。特にあたしはね、あんまり撮らないの。早い早いって言われるんですよ。」


篠山氏の撮影現場は撮影時間が短い、早く終わる事で有名だが、篠山氏は、売れてるタレントには時間が無いため、撮影時間を短く済ませる方が喜ばれるという考えを語り、自身を「早い、上手い、安い」と謙遜した。


「写真教えろ、って言うんでしょ?もったいない。そんなこと教えられないよね~、悪いけど。お金では替えられないくらいの苦労をして撮ってるわけですから。でもまあ、時代がどんどん変わっていくからね。写真機だってもう今スマホでバンバンバンバン撮るわけじゃないですか。だからあんまりこんな僕みたいに60年も撮ってるような、しかもプロの写真家とか言われるのに、そんなこと訊かない方が良いですよ。むしろ自分の時代に見て面白い物、感じた物っていうのをダッダッダッダッとこう寄ってって撮るのが一番良いと思いますよ。…わかんない、勝手にしてくれってね。だってさあ、そういう人は写真が好きなわけじゃない。ね?写真が撮りたいわけじゃない。僕なんか60年撮りたいだけでじゃないですよ、やっぱり。やっぱり、この子かわいいなあとか、撮ったら原稿料いくらくれんのかなあとか。まあいろんなことも考えながらもね、撮る苦労の60年間なわけですよ」



スマホや編集加工技術が進む現代でプロのカメラマンを目指す人にアドバイスを求められて。


「この人こんなにチャーミングなんだっていう風に見えるように撮んなくちゃ、プロとしてはしょうがないじゃないですか。だからもう、絶対的に褒め上げる!その人の良いところを見つけて、もう拍手喝采する!心の中で…。それでシャッターを押し続ける!そうするとさ、本当に良いのが撮れるんですよ」


撮影中の心構え、撮影方法について語った。


「記憶に一番残ってるのなんですか?って、じゃあ昨日撮った写真が一番残ってるよ」


今までで一番印象深い仕事を訊かれて。


「撮りたい物はさ、60年も撮ってるって事は、60年先に何撮りたいって思ってるわけじゃなくて、毎日毎日生きてる時に、いろんな事が起こるわけじゃないですか。その中から、これはぜひ撮ってみたいな、この人会ってみたいな、そういうところへズカズカ行って、それでこう撮ってるんですよ。だから僕は割と自分が撮りたいなあと思うものを撮ってるんですよ」


この先撮ってみたいものがあるかを訊かれて。


「火傷しなくちゃ写真は撮れない、そういう事なんですよ」



60年前、徳之島での撮影を行った篠山氏。東京生まれ東京育ちだった篠山氏は、東京湾のくすんだ海か、せいぜい鎌倉・逗子の海ぐらいしか見たことがなかった。そんなことをある雑誌編集者につっこまれ、海の綺麗さを知るために「最南端行って撮ってこい!」と言われたため、自分で調べて(当時沖縄はパスポートが必要で、行ける最南端は徳之島だった)、そしてモデルやスタッフを連れて飛行機で行き、撮影をしてきたが、太陽の強さが想像以上でものすごく日焼けをしてしまった。しかし、太陽の強さや透明な海や砂など良い写真が撮れたという。自然と真っ向から向き合う事の大切さを知ったという。


「AKBの子なんて(自分と)すごく仲良いよ、みんな。敦ちゃん(前田敦子)なんて、“今日誰が写真撮るの?あっ、おしの~!元気~?”なんて言われて。もうねマブダチみたいに言われて、大変ですよ(笑)」


「素直だけじゃダメなんだよな、ああいうのは。敦ちゃんなんて本当にでもかわいくてね、清々しい子だったね」


「AKBでのご苦労が今の自分の身になってるんだろうね、きっと」



AKB48時代から知る前田敦子氏が出演する舞台『フェイクスピア』を観劇し、その好演ぶりを語った。


「もうちょっとさあ、すぐそこで、遠いガラス越しのむこうだからさあ、“じゃああたしのヌードでも撮ります?”ってパパパッて脱いでみるとかさあ、そういうのってラジオだったらねえ、全然問題ないんだから。“ド真面目の記者ですから”なんて、君も長い事無いね~(笑)。がんばってください(笑)」


トークコーナーのエンディングで、堅い質問ばかりだった、真面目で堅すぎるパーソナリティーの乃木坂46・山崎怜奈に掛けた言葉。



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