千原兄弟&やすとも、2丁目劇場のヒエラルキーを語る!
- サエグササエル
- 2022年11月4日
- 読了時間: 2分
お笑いコンビ・千原兄弟が、2021年11月25日放送のABC『やすとものいたって真剣です』にゲスト出演。2丁目劇場時代の若手芸人の暗黙の了解について明かした。
大阪NSC8期生(中退)で、すでにABC朝日放送の『すんげー!Best10』(95.01~97.09)でMCを務めていた千原兄弟と、11期生と同期の海原やすよともこが若手時代を過ごした心斎橋筋2丁目劇場時代を回想。『2丁目劇場』(通称)には暗黙のヒエラルキーがあったそうで、舞台に出演する芸人の誰もが楽屋で自由に過ごして良いという雰囲気ではなかった。
新人の頃のやすよともこは、楽屋ではなく「楽屋手前の踊り場」の“下の踊り場”に控え、そこで着替えなども行っていたそうで、5階にある『Bar,Isn't It?!』に出入りする外国人客に頭を下げながら着替えをしていたと語った。
千原兄弟とやすともによると、劇場の常連となっていけばいくほど楽屋に近付いていけるようで、その踊り場から楽屋手前の踊り場、楽屋前の廊下、トイレ前、階段(3段)を経て、ようやく楽屋に入れた(ただし、たった3段の階段を上がる事がなかなか難しかった)という。
しかしやすともは結局楽屋には入れず、楽屋の化粧台でメイクをした事は無く、ずっと楽屋の手前の流し台の前でメイクをして過ごし、2丁目劇場からbaseよしもとに変わっていった。
ただ、この場所には舞台のモニターがあり、誰の出番が済んだのか観て確認できたので、準備しやすい利点があったという。
楽屋内でのヒエラルキー
また、楽屋入りを果たした千原兄弟によると、楽屋に入ってからもヒエラルキーはまだあるそうで、楽屋に入って出前を頼めるかどうかも通過点であり、「いつか出前を取れる芸人になりたい」というのが千原兄弟含め若手芸人の目標だった。
その出前も、650円の南風弁当、そこから1000円の弁当、さらに250円の野菜スープを付けられるか、そしてその注文の電話を自分でするのではなく事務のお姉さんに頼めるか、またその時も目を見ずにできるかが2丁目芸人のランクの分かれ目だったようで、まだそこまで達していないにもかかわらず弁当を注文したりすると、誰に言われるわけでもないが、「一人前の芸人気取りか」という冷たい視線が突き刺さったという。
千原兄弟が若手の頃は、ベイブルースや130Rが劇場のトップを務めて楽屋に君臨しており、そこでジュニアは130Rの板尾創路が弁当の出前を頼む際、「自分(ジュニア)もするか?」と訊かれ、そこから遊びに連れて行ってもらえるようになったと振り返った。
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