原口あきまさ、若くしてブレイクし、オードリーの芸風に影響を与える!
- サエグササエル
- 2023年5月3日
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原口あきまさが2021年10月19日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』にゲスト出演。自身のブレイク秘話と、所属事務所ケイダッシュステージの創立当時の話を語った。
ものまねタレントになったきっかけを告白。元々、『チャムズン』というコンビでコントや漫才などで活動していたが解散。
その後ピンになり、コンビ時代にネタにちょっと入れたり、ライブのエンディングでやっていたりしたものまねをメインに活動するようになり、そして仲間の勧めもあり、ものまね番組の素人オーディションを受ける事に。
『楽屋を訪ねるとんねるず』や『板東英二のスキャットマンジョン』などのネタを作り、オーディションに合格した。
そこからテレビに出演するようになり、若干22~23歳にしてブレイクし、ずっと活躍している。
当時ものまね界に20代はほとんどおらず、異例の大出世だった。また、明石家さんまのものまねをしていたため、20代に見られず、先輩芸人に先輩と勘違いされることも多かった。
コージー冨田とはコンビではない
よくコージー冨田と『タモリ&さんま』で掛け合いをするため、コンビだと間違われるが、実は違う。
元々原口はコージー冨田をテレビで観ていたが、日本テレビ系『ものまねバトル』(94.12~09.01・※不定期)で共演し、知り合いに。コージー冨田は当時ものまね番組荒らしだった。
ちょうど原口が明石家さんまのものまねで出演する時に、コージー冨田がタモリで出てきたため、当時司会のヒロミが「絡んでみなよ」と2人に掛け合いを促し、アドリブでやったところ、ヒロミは絶賛し、もう1人の司会者研ナオコも爆笑して、それから事務所も違うのに無理矢理コンビにパッケージ化された。
このおかげで、原口の所属事務所ケイダッシュステージは当時出来たばかりで、ネタやものまねの営業のノウハウをほとんど知らず、ちゃんとノウハウのあるコージー冨田の事務所に抱き合わせで付いて行くことで、ものまね営業のノウハウを学んだという。
2人のルール「ネタ合わせしない」
コージー&原口コンビのネタ合わせだが、実はほとんどアドリブで、というのもコージー冨田が予定調和をものすごく嫌い、ネタ合わせをまったくしたがらない、しないため、ただ事前にそれぞれ誰のものまねをするかだけ伝え合い、本番でアドリブで掛け合い、ネタが出来ていったという。そしてテレビでは、ウケたところを詰め合わせて一つのネタにした。
実は原口もアドリブの方がワクワクしていた。
その影響で原口もまったくネタ合わせをしなくなり、ものまね芸人ユニットライブ『変人』で組むホリや山本高広らから、「本当に1回、ネタ合わせお願いします」と懇願されるという。
後輩はなわ、前田健
原口はナイツ塙の兄、はなわの1つ上で、2人は同じ東京アナウンス学院の『お笑いタレント科』に通っていた。
そして現在の所属事務所『ケイダッシュステージ』が、堺正章や渡辺謙の所属する事務所『ケイダッシュ』のバラエティ部門として開設される際、原口は1人で事務所に入るのが嫌だったため、まだ在学中だったはなわをやや強引に誘った。そのため、はなわを中退させることになってしまい、申し訳なかったと明かした。というのも、はなわは卒業後は吉本興業に行きたい雰囲気もあった。
そのためかパーソナリティーのナイツ塙から、はなわは売れない時代は原口に一番飯を食わせてもらった事を明かした。
そして『ケイダッシュステージ』の1期生として、原口、はなわ、前田健が揃った。お笑い事務所のトップがピン芸人なのは珍しいという。
順番としては、最初に原口とはなわがいて、事務所主催のライブを行う時にネタ見せで前田健が入ってきた。
前田は濃いキャラの一人芝居で、あややのものまねは実はだいぶ後に作られた。
また、事務所的にも原口がものまねで売れてしまったため、テレビやラジオにものまねでのパイプしかなく、はなわと前田の2人もものまねをやるようになった。
オードリーと『そっくり館キサラ』とのつながりは
ものまねのショーパブと言えばまず『そっくり館キサラ』が浮かぶが、実は原口はキサラにはコージーの手伝い程度でたまに行くくらいだった。しかし、はなわや前田健が出入りするようになり、そのおかげで事務所の後輩のオードリーがバイトできるようになり、オードリーは舞台の場数を増やせるようになった。
10月23日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』では、オードリーが若手時代を回想。
所属事務所ケイダッシュステージ主催で月1回行われるライブでは、ネタの他にバラエティー番組のような企画コーナーもあったが、事務所の先輩である原口あきまさ、はなわ、前田健は既にものまねで売れてしまって、若手のライブに出演する事は無かった。
そのため、司会として仕切れる先輩がおらず、また、オードリーにとってイジれるくらいの後輩もいなかったため、若林正恭は、「今思うと企画めちゃくちゃだったよね」と思い返し、春日も「今見たらヒドイんだろうな。何してんの?」と企画の成立してなさを振り返った。
大喜利もやり方を知らず、答えを出してから長々と喋ってしまっていたという。
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