古舘伊知郎、みのもんたのカバン持ち時代を語る
- サエグササエル
- 2022年11月28日
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古舘伊知郎が2021年9月26日放送のニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』にゲスト出演。尊敬する先輩、みのもんたのカバン持ち時代について語った。
古舘の新著『MC論』を読んだ番組アシスタントの上柳昌彦アナウンサーから、古舘の声は野太く、スポーツ実況には合わないと言われていた時期があった事を訊ねられると、ゲストの古舘はテレビ朝日(当時NET)にスポーツアナとして入社直後、先輩のスポーツアナから、「お前の声は野太くて重くてスポーツ実況に向いてない。やるなら格闘技か競馬中継かな」と言われたと語る。
それで古舘は野太い声のアナウンサーを捜したところ、文化放送の戸谷真人(とや・まこと)アナに行きつき、戸谷アナの低く野太い声の割に、活舌良く、そして煽る実況で大相撲を盛り上げる技術に感銘を受け、実況を聞きまくり、一生懸命に技を盗んだと語った。
また、立教大学の先輩で、憧れの存在みのもんたとの出会いについても語る。
古舘は中学時代から各局の深夜放送に耳を澄ます内、『セイ!ヤング』(1969~1994)のパーソナリティーだったみのもんたに憧れ、ラジオでみのが喋っていた母校、立教高校に進学。
その後、テレビ朝日の内定をもらった時点で文化放送の知り合いを通じ、四ツ谷(新宿区若葉町)にあった文化放送の目の前の喫茶店で出待ちをしていたところ、古舘の知り合いでみのの先輩にあたる髙橋氏が通りかかり、「みの呼んでやろうか?」と声をかけてくれた。そして髙橋氏が電話でみのを呼び出すとほどなく、みのが喫茶店に現れた。
そして古舘の話を聞いたみのは、昼のワイド番組「『ダイナミックレーダー~歌謡曲でいこう!~』(66.10~78.03・みのは76.04~)やってるから電話かけてこい」と快い態度を見せてくれたが、そこから3カ月間一度も電話に出てくれなかったという。
しかし、「なんかの弾みで間違えて出てくれたの」と電話に出てくれたみのは、「遊びに来いよ、待ってたんだよ」と調子よく対応。それからみのの“カバン持ち”になったという。
ただ、他局のアナウンサーに付くことで、テレビ朝日の先輩からは怒られた。それでも古舘はみのの銀座のクラブ遊びに帯同し、冬は四ツ谷のテーラーサカモトでオーダーした、裏地に馬車が踊っている柄の入ったカシミヤのロングコートを着こなしたみのがクラブに入ると、そのコートとカバンを持って末席に座り、お供していたという。
みののスキルとは
最近のみのは休養から快方に向かっているが、最近、みのが直撃を受けた写真週刊誌を読んだ古舘は、「みのが“古舘がカバン持ちをやっていたのは本当か”」という質問に、「いやいやいや、彼(古舘)は僕以上に銀座のクラブが好きだね」と噓八百を並べ立てていて、それに参りながらも「人を傷つけない噓が立て板に水ですから!」とみのの喋りスキルを称賛した。
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