木村拓哉が明かす山下達郎のスタッフに止められる趣味
- サエグササエル
- 2022年10月16日
- 読了時間: 4分
シンガーソングライターの山下達郎が、2022年2月20日放送のJFN『木村拓哉FLOW』で、隠れた趣味、声の維持について、シティポップ、レギュラー番組への想いについて語った。
今年の2月4日で69歳を迎えた山下。70歳近くなっても声が保たれている理由について、パーソナリティーの木村自身、久しぶりのレコーディングではやはり衰えを感じたそうだが、山下は週に何日唄って鍛えているかの質問には、「いや全然、唄わない時は唄わないですよ」と返し、木村を驚かせた。
しかし、木村からプレイステーションにハマっている事をバラされると、「あれね、マネージャーに取り上げられたまんま」とスタッフからゲームを禁止させられている事を明かした。
「もうすぐレコードできますから、そうしたら返してくれる」という約束だそうで、現在はおあずけを「バチバチくらってます」状態だった。
今回のアルバム制作においては、山下の3曲の内、2曲を録り終え、『Good Luck, Good Time』をレコーディングする日、木村がスタジオに着くや否や、「いや、まだ届かないんだよね」と愚痴り出し、木村が「えっ、何がですか?」と尋ねたところ、「俺、一応、前回、木村くんがやったSEGAのゲーム、完全コンプリートしてるから」と前作『JUDGE EYES:死神の遺言』(2018年12月13日)の話をいきなりしだし、更に、「今回新しいの出たよね?まだ来ないんだよね」と2021年9月24日に発売された新作『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』を待ち望んでいた。
その山下のただならぬ雰囲気に木村は、「今、移動車に積んであるんで、すぐ持ってきます!」と車に戻り、「はい、どうぞ!」と渡したところ、「コレコレ!」と上機嫌になったという。
高音の維持にすべき事
声の維持について山下の聞いた説によると、歌に必要な肺機能は16~20歳期に完成されるそうで、それ以前に始めてもあまりよろしくないという。
ピアノやバイオリンなどの筋肉系は3~4歳から始めて問題無いが、声や管楽器は15~16歳から始めた方が良いと言われているという。
その考えから振り返ると、山下は高校生の17,8~22歳まで友達の家にたむろし、毎日のように録音して遊び、声を出していたのがプラスになっているのだろうと考えた。
今はウォームアップのリップロールなどをするくらいで、本格的な発声練習などはしていないと語った。
また、20代を越えると声のキーが毎年半音ずつ下がっていくという噂があったが、山下は2008年から19年までの11年間は毎年ライブを行っていたので、高くて出なかったキーも、20代の頃とまではいかないが戻って来て出せるようになったという。
しかし、コロナ禍でライブが出来ない現状なので、また声が少し下がっていると語った。
結局、声の維持について、医者は「60歳過ぎたら毎日声出せ」と言い、また知り合いは30代になってからジムで体を鍛えたが、結局年を取って声が出なくなったので、原理原則はわからないままだと結論付けた。
シティポップとは?
現在、『シティポップ』が韓国、アメリカ、香港、マレーシア、インドネシアら世界中で人気を集め、レコードコレクターも多くなっている。
木村からの「シティポップとは?」という質問に、山下は「知りません(笑)」「わかりません(笑)」と返した。
山下から見るとアナログレコードやカセットテープが好きな人が今の時代に多いというのは不思議な現象で、現状はCDを含めこれらを再生する機器が製造されなくなっており、そんな中CDを作っているのは日本だけで、アメリカも日本販売に向けてのみCDをプレスしているという。なので山下自身、2008年頃から、2020年ぐらいにはCDは無くなっていると思っていたという。
番組への並々ならぬ情熱
2020年のステイホーム期間中、この番組の制作について木村が気を揉んでいると、スタッフから「山下達郎さんがご自宅でご自身のラジオ番組(「山下達郎のサンデーソングブック」)を録られているので、たぶん同じような形で木村さんに作業していただければ、イケると思います」と山下の名前を拝借した作業指示が届いたという。
実際、山下はステイホーム期間中、自宅でナレーションを録り、ある程度編集を作りつつも、スタッフがどこをどう使うかわからないので、“完パケ”と呼ばれる実際のOA分を丸々作り上げて納品していたそうで、夕方から始まり、朝7時まで作業を行っていたという。
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