桑田佳祐、グループサウンズが自身に与えた影響語る!
- サエグササエル
- 2022年10月16日
- 読了時間: 3分
サザンオールスターズの桑田佳祐が、2022年4月2日放送のJFN『桑田佳祐のやさしい夜遊び』で、GS(グループサウンズ)の影響について語った。
2日放送ではグループサウンズについて特集。GSブームは1967~68年と意外と短く、それは桑田が小学6年生から中学1年生の時であり、レコードショップからテレビ・ラジオまでGS一色だった。
GSは洋楽とも邦楽とも、ロックとも歌謡曲とも言えず、しかしそれらが混じり合っていた音楽で、桑田は「濃密な2年間」だと語った。
リスナーから、2年間という短さから「一発屋だったのか?」と疑問を呈するお便りが届いたが、桑田は「全然違います!」と否定。「時間の経過が濃密な2年間だった。濃密で早かった」とポップミュージックの発展の速さに舌を巻いたが、GSは間違いなく文化となったと位置付けた。
だが当時、大正生まれの人は「男があんな髪長くしやがって!女みてえな…」とGSを嫌っていた。
サザンは『バンド』ではない!?
また、なぜ『バンド』ではなく『グループサウンズ』という呼び方をするのか、という問いに桑田は初めて『グループサウンズ』という言葉を知った時を回想。
小学校の時、好きな女子と帰っていたら、「桑田君、グループサウンズって知ってる?」と話が始まり、「知らない」と返すと説明を受けた。しかし、「でも私好きじゃないんだ。私(好きなの)ローリングストーンズだから」という会話になったそうで、当時グループサウンズの形を『バンド』と称するのはニュアンスが違ったという。
桑田にとって『バンド』という響きからは、それ以前のジャズバンドなどのように、バンドリーダーがいて、メンバーに給料を配ったりするというような商売的な感じやヒエラルキーの匂いがするとイメージ。なので、自分達サザンオールスターズやビートルズをバンドと呼ばれても、今ひとつピンと来ないという。
桑田からすれば、サザンオールスターズは『グループ』の方がしっくりくると語った。
ショーケンが与えた影響
桑田はGSの中では『ザ・テンプターズ』のボーカル・ショーケンこと萩原健一が好きだった。対を為す『ザ・タイガース』のジュリーは“女の子のモノ”という感じだったそうで、ショーケンがザ・テンプターズのボーカルだった17~18歳の頃は「男でも女でもないようなミリタリールック」で桑田を魅了し、「悩ましげで不器用で、テレビ番組に出て来ても、なんか浮いてる」感じで唄うショーケンが大好きだったと語った。
番組ではザ・テンプターズの『神様お願い!』を放送。
テレビに映ったショーケンが唄うフレーズ「さよならベイベー」や「グ~バイッ」といった独特な唄い方は桑田に刷り込まれ、サザンの楽曲に影響を与えていると明かした。
紙テープを投げられるのは
また、グループサウンズと言えば紙テープを投げ込むファンからのアプローチがあり、40年前、サザンや小泉今日子のコンサートで実際に投げ込んだというリスナーからの情報が。その時はルールとして、歌手にケガをさせないように中の芯をちゃんと抜いていたそうで、桑田によると当時の舞台監督がコンサート前に、芯を抜くよう客席に呼び掛けていたという。
桑田にとって紙テープを投げられることは、「繋がってるような気がして」いるそうで、「エクスタシーですわ」と喜びを露わにした。
桑田の近況
前週の放送は録音だった桑田。その間、休みをもらって、西伊豆の松崎へ。だがそこでボウリングをして足を痛めたと話した。ボウリングは週2回にしているという。
最近は江國香織の『ひとりでカラカサさしてゆく』という本が良いと感じたと報告。だが現在、読書は月に1冊が限度だと明かした。
4月9日の放送では、角田光代の『太陽と毒ぐも』を読み始めた事を嬉々として語った。
そして最近、餃子を食べる時は『孤独のグルメ』の影響で酢ゴショウにハマっていると語った。
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