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  • 執筆者の写真サエグササエル

桑田佳祐&スタッフが語る映画『稲村ジェーン』の裏話

サザンオールスターズの桑田佳祐が、2021年6月26日放送のTOKYOFM『桑田佳祐のやさしい夜遊び』で、25日にBru-ray&DVDで発売された映画『稲村ジェーン』の裏話を語り、また映画に関わった方々からもコメントで裏話が語られた。



発売するにあたって、幾度か作品を見直した桑田は、作品の脚本担当で、作詞家の康珍化(カン・チンファ)氏と打ち合わせやロケハン(ロケーションハンティング)をした事を語る。その際、伊豆方面に大波が来る時は、金目鯛がたくさん獲れるという伝説があると知り、また、稲村ケ崎に金目鯛のけんちん汁を出す『ヴィーナス』というカフェがある、という話などを聞き、作品に盛り込んだ。


そして作中で伊武雅刀がけんちん汁を運んでくるシーンを観ながら、「未だにオレ、金目鯛の歌、作ってんなあ」と2020年に製作したソロ曲『金目鯛の煮付け』を示唆し、自身の金目鯛の好きさを呆れるように語った。


作中には小泉今日子もワンシーン出演。作中では明かされない裏ストーリーとして、「この世の人間ではない、という思いがこちらサイドにはありました」と明かした。


制作スタッフからの桑田監督の思い出



また、映画プロデューサーの森重晃氏からのコメントでは、「桑田監督から、何もない青春を描きたいんだ」という希望を聞いて快諾した事、また、監督からのイメージとして1956年の石原裕次郎主演映画『狂った果実』を挙げてもらい、美術部に指示を出した事を語った。


記録の津崎昭子氏からは、桑田監督が撮影初日のファーストカットの掛け声で「用意、スタート!」と言うところを「ヨーイ、ドン!」と言ってしまい、役者が固まったまま動けなかった話や、監督が描いてきた絵コンテのミゼットのハンドルが左右逆に描かれていて、制作部が太陽光に透かして反転させて見ていたという話が語られた。


そして脚本を担当した康珍化氏からは、桑田の当時マネージャーの相馬氏が酔っぱらって眠ったのを桑田がこっそり脱色して、翌日銀髪になったというイタズラをした昔話が語られた。



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