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  • 執筆者の写真サエグササエル

次長課長が明かす吉本の縦社会を壊した先輩芸人!

お笑いコンビ・次長課長が、2022年2月28日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』にゲスト出演。若手時代を語った。



岡山県出身の2人。岡山弁は関西弁より広島弁に近いそうで、次長課長を結成した1994年頃の若手時代は、大阪吉本に入ると、「訛ってる」という扱いで、強制的に直されていたと明かした。

だが、関西弁をどう学んで良いかわからなかったので、同期を近くの公園に呼んで講習を受けていたが、滋賀や神戸、和歌山の方言も混ざっていて、よくわからなくなったと語った。

また、井上には標準語を使っているイメージがあるが、それについて「極力、口数を減らそうとした結果がこれです」と芸人らしからぬ結論だった。


しかし、同じ岡山出身で2000年結成の千鳥は方言を存分に使う。次長課長によると、千鳥が直されなかったのは、FUJIWARAがbaseよしもとのトップになって、“先輩後輩なくそうぜ”キャンペーンを行い、上下の芸人が縦社会からフレンドリーになったからだと明かした。


次長課長が大阪吉本に入った頃は、心斎橋筋2丁目劇場時代で、当時のトップは千原兄弟やジャリズム(現在の桂三度とインタビューマン山下のコンビ)だった。

次長課長の2人は中川家やたむらけんじにかわいがってもらったが、尖っていた時代だったので、みんなギラギラしていて、雰囲気は軍隊に近い、縦社会だった。ただ、そういうのがカッコいい時代でもあった。


よほどのポジションじゃないと楽屋に入れない時代で、次長課長は楽屋のトイレの前で立って出番を待たされていた。また、お客さんも「岡山弁でやっててもクスリともしない」時代だった。


しかし、そんな2丁目劇場が畳まれ、まっさらになった後に『baseよしもと』が誕生し、FUJIWARAがトップになった際、藤本敏史が「フジモンって呼んでええで」と言ってくれたそうで、1年目のキングコングすら「フジモーン!ごはん行こう!」と先輩に話しかけていたという。

そういった環境が整った上で、千鳥のような口調でも構わないという空気が出てきたと説明した。


だが、お使いを頼むと、お釣りを変な事に使うという風にボケて返すという大喜利的な変な文化もあったが、その事ではよく藤本や井上など先輩が後輩にブチギレていたという。


そんなFUJIWARAが4月27日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』にゲスト出演。

baseよしもとの完全縦社会を緩和させた件について藤本は、「こういう時代を作ったというのは自負しておりますけれども」とかしこまりながら、当時は最低限の礼儀ぐらいにした方が、共演した時も楽しく出来るんじゃないかと考え、実行した。

藤本の呼び方も、あだ名で「フジモン(さん)」にしたので、当時「藤本さん」と呼ぶ人はいなくなったという。


ただ、今になってやり過ぎたと思うのか、後輩にナメられている感じがする時もある。

だそうだが、藤本からはそれに対する指摘は言えないと語った。


輝かしき同期芸人



NSC13期生の次長課長は、スピードワゴンの小沢から「お笑い界の松坂世代」と紹介されるが、賞レースを獲ったわけでもない。ただ、野性爆弾、ブラックマヨネーズ、チュートリアル徳井ら同期の中ではいち早く東京に進出し、いち早くテレビに出演したという実績がある。


同期芸人について、野性爆弾には「成功者ってこういう事なんだろうな、っていうのはわかりましたね」、「僕らからしたら、次元が違いましたね」と感じたという。


チュートリアル徳井は、養成所時代は福田とは別の相方がネタを書き、自分からは何も発信せずやっていたそうで、まったく自作のネタをせず、それが後半、突然ネタをやった時に、「全員が、おもしろすぎて笑わなかったんですよ、逆に」と、衝撃的かつ完成度が高すぎると感じたと振り返った。

しかし、養成所時代の相方が辞めてしまい、徳井も姿を消してフラフラしていたが、1年後くらいに福田を連れて戻って来たという。


よっさん(吉田敬)の養成所時代のコンビ『和田吉田』も「化け物だった」そうで、現在の相方である小杉は『関西キング』としてボケが面白く、すごかったが、名前がダサかった。


一方、次長課長の最初に作ったネタは『カブトムシVSクワガタムシ』で、誇張無しでリアルな生態を見せて、先生に「何が面白いんですか?」と言われたと明かした。

NSCの同期で、一度も解散も辞めもせずに残っているのは、野性爆弾と次長課長の2組しかいなくなってしまった。


井上のあいさつ



井上は挨拶の時に「おはようございます」だけでなく、時間に合わせて「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶すると言い、コロナ前は握手もしていた。

以前、マッチこと近藤真彦に挨拶をした際、「こんにちは」と時間に合わせた挨拶で返されたので、ごもっともだと納得し、切り替えたそうで、後輩が戸惑っているという。



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