歴史的に多様な人種を受け入れるイギリス・ロンドンの街「ソーホー」(SOHO)
- サエグササエル
- 2023年4月18日
- 読了時間: 2分
イギリスのエンターテインメントの発信地『ソーホー』(SOHO)
イギリスのロンドン内の地区。広さ約2.5㎢で、人口は約3000人以上。
住民は移民が多く、特にイタリア系の移民が多い。
劇場が多く、イギリスエンターテインメントや流行の発信地と言われている。
「ピカデリー・サーカス」と呼ばれる電光掲示板がある広場が有名。
広場の周りにはかつて多くの貴族が住んでいたという。
セント・バーナバス邸はその代表で、17世紀後半に建てられた。
しかし、宗教弾圧によって多くのフランス人がソーホーへ移り住んだのをきっかけに、他の移民たちも住み始め、貴族たちの高級住宅地から、貧民街へと変わっていった。
古い歴史を持つ「ベリック・ストリート」
ベリックストリート(BERRWICK STREET)の野外市場は、ロンドンで最も古い市場の一つで、最近は外国料理の屋台が多く出店している。
多様な人種を受け入れる小学校「SOHO PARISH PRIMARY SCHOOL」
ソーホーに1つだけある小学校で、約180人の児童が通っている。児童の6割が移民で、20以上の人種が集まっている。
宗教が混在する「セント・アンヌズ教会」
17世紀後半に建てられ、1990年に建て替えられた。
特徴的なのは、この教会が移民たちの宗教の違いを超えて建てられたという事。教会内部にはそれぞれの宗教の神が祀られている。
他に教会の見どころは時計台。1884年に取り付けられ、第2次世界大戦の空襲を受けた時も無事だったため、今も保存されている。
時計は手巻き式で、現在も地元のボランティア有志の人たちが、週に1度、重りが天井に上がるまで(約5分)巻く。
このページは、2018年3月放送のNHK-BSプレミアム『桃源紀行』を基に製作しております。
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