とんねるず石橋貴明が、2021年10月23，30日放送のTBSラジオ『ガスワンプレゼンツ 田中みな実 あったかタイム』にゲスト出演。食事へのこだわりについて語った。
2人は普段どんな生活をしているのかをトークする中で、石橋は明るいところが好きという話に。食事している時に部屋が暗くて料理がハッキリ見えないと、味がボケる感じがするため、レストランでも照明がしっかり効いているところを選んでいると答えると、対照的にパーソナリティーの田中みな実は暗いところが好きと答えた。
23日の放送では、22日に還暦60歳の誕生日を迎えた石橋に、田中みな実から笹団子のプレゼント。石橋の大好物と調べて用意したが、笹団子はそんなに好きではなかった。
最近１人暮らしになった石橋。お味噌汁を作る時は必ず自分で出汁を取る。利尻の昆布を切って漬けておき、次の日に火を点け、沸騰する前に取り出し、少し水を差し、かつお節を入れて出汁を取るという。
利尻昆布は、TBSで深夜番組『リシリな夜』（13.10～14.03）をやっていた際、担当ディレクターが利尻島出身だったため、番組名をこれにしたが、その縁で利尻島名物の昆布をもらえるように。かなり大きな物が何十本も入っているそうで、３年ぐらい使えるという。
この利尻昆布について石橋は、「美味い！お味噌もそうだけど、昆布だとかかつお節とかって、やっぱり高いものには意味がある！すっごい美味いよね」と語った。
好きな味噌汁の具について、わかめ、豆腐、ネギ、たまねぎなどが浮かんだが、さつまいもは2人ともNG。だが石橋は一番旨いのは豚汁だと語った。
また、ご飯は毎回玄米を精米機に掛けて精米しているというこだわりぶりだった。
そして、お気に入りの納豆があるのだが、20年近く、福島の贅沢納豆を購入していたが、閉業してしまったため、かなり萎えてしまったという。現在は知り合いに新たな納豆を紹介してもらい、京都の某企業の納豆を買っている。
石橋は納豆の食べ方もこだわり、朝、そして少量のオリーブオイルを垂らして食べるのが良いと語った。
また、大好きな紅茶もあるという。
先日、家にニラがあったので餃子を作ってビールを飲みながらテレビを観ていたが、その時に、１人で餃子を食べるのが久しぶりだと感じたそう。余った餃子はちゃんと冷凍しているという。
一方、田中はお味噌汁は5日分作り、冷蔵庫で鍋ごと保存するそうで、ごはんも5合炊いて、1回で2合食べると聞き、石橋は驚いた。
そしてお肉を摂らないという田中は魚が好きで、高級鮮魚店『神宮前高宮』に毎日のように通っていると明かし、他に副菜のひじきやきんぴらごぼうを1週間から10日分作り置きしていると語った。
石橋が肝に銘じている言葉
石橋は30歳の時、ドラマがやりたいと北海道・富良野に出向き、脚本家・倉本聰に頭を下げた。
そしてドラマ『火の用心』（90.07～90.09・日本テレビ）が始まったが、倉本は富良野から週に1度、本読み、立ち稽古に立ち会うため上京。
だが石橋はなかなか倉本の眼鏡にかなわず、「“…”や“ー”、行間を読んで芝居、本読みをしろ！」とよく怒られていた。
そしてたまに一緒に食事に行くことが出来た。石橋はその席で倉本から、「お前は不器用だな。普通、コメディアンっていうのはもう少し器用なもんだ。木梨は充分器用なことは分かったけど、お前は不器用だ。だけど石橋、その不器用を一生懸命貫いてやっていくと、その不器用がやがて、“武器”になるからな。だからお前はコツコツ丁寧にやっていくしかないんだ」と言われた。
その言葉を今も思い出し、「まだまだ何も出来ないですけれど、一つ一つ丁寧にやっていくしかないのかな」と語った。
また、石橋が人生の師匠と仰ぐ伊集院静氏の言葉も紹介。
「仕事はとにかく丁寧にやるしかないんだ。だけどそうやって丁寧にがんばっていくっていう事は人格だとかそういうものも必要なんだ。だから仕事にはちゃんと尊厳があるんだ」と言われたそうで、この2人の言葉はいつも肝に銘じているという。
石橋は２人の言葉に、「真面目にコツコツやるしか近道は無いんだな。でも、なかなか大人になれず…」と反省。
つい先日、ゴルフ練習場のカフェでお茶を飲んでいると、「石橋くん！」と名前を読んで声を掛けられ、振り返ると舘ひろしの姿が。
年齢を訊かれ、60歳になった事を伝えると、舘から「まだまだハナタレだよ！僕は70でスイング改造してるよ！」と言われ、励みになったという。
ちなみにトーク中、石橋貴明、古舘伊知郎、田中みな実（仮免のみ）は、埼玉県和光市の同じ自動車教習所『レインボーモータースクール』に通った事があるそうで、盛り上がった。
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