美食と音楽の街アメリカ・ニューオーリンズのふれあい街歩き情報
- サエグササエル
- 2023年4月12日
- 読了時間: 3分
アメリカ美食と音楽の都「ニューオーリンズ」(New Orleans)
アメリカ南部。ジャズが生まれたことで有名な通称「音楽の都」。
街では世界中から集まった音楽家たちが演奏をしている。中でもフレンチクオーター街はレベルが高い、と言われている。
ミシシッピ川が流れる。
18世紀に誕生し、フランス領ルイジアナの中心部として発展した。
様々な食文化が混ざり合った「美食の街」でもある。
古くから貿易港として栄え、19世紀半ばまでは、奴隷貿易が行われていた。
ニューオーリンズの住宅事情
住宅は、道路に面した母屋と中庭があり、中庭には料理用の小屋がある。暑い土地のため、料理をする小屋を別に設ける必要があった。中庭では馬やラバなどの動物を飼っていた。そのため、動物たちは母屋を通って中庭と外を行き来した。
ニューオーリンズの文化・結婚篇
地元民が結婚する時は、楽団付きのパレードが伝統。
レベルの高い音楽家が集まる「フレンチクオーター」
高いビルが無く、植民地時代の面影を残す風情ある街。
憩いの場「セントルイス大聖堂」
3つの三角屋根が特徴的な建物。フレンチクオーターのシンボル。
建物の前は「ジャクソン広場」で、たくさんのベンチが置かれ、多くの人が集まる。
1721年に練兵場として作られ、大聖堂と共に古くから町の中心を担ってきた。
ニューオーリンズの台所「フレンチマーケット」(FRENCH MARKET)
アーケード内にある市場。200年以上前にできた、アメリカで最も歴史の長い市場。地元ルイジアナ州の野菜や果物、スパイスが豊富。
名産「牡蠣」
ルイジアナ産の牡蠣は肉厚で、塩辛さは無くフルーティーな味わい。
「ルイ・アームストロング公園」
ニューオーリンズはルイ・アームストロングを生んだ街。
ジャズを生んだ「コンゴ広場」
かつてはアフリカから連れて来られた奴隷たちが毎週日曜日だけは歌や踊りを楽しむことが許された唯一の場所だった。
ここで演奏されたアフリカ仕込みのドラミングが、ジャズのルーツとなった。
ジャズは、アフリカ音楽と西洋の管楽器・弦楽器の音色が融合して誕生したと言われている。
横丁「バーボンストリート」
飲み屋街。昼過ぎから一杯引っかける人が多い。
高級住宅街「ガーデン・ディストリクト」
ニューオーリンズの高級住宅街。フレンチクオーターからは路面電車で約30分。豪邸が建ち並び、街全体が美しい庭のようになっている。サンドラ・ブロックや、ニコラス・ケイジが住んでいた昔の家もある。
アメリカ南部では、家族で暮らす伝統があるため、大きい家が多い。
観光地にもなっている「ラフィエット墓地」
白い壁に囲まれた墓地で、観光地になっている。
墓は大きく、物置小屋くらいの大きさがある。
一つの墓に複数の一族が眠る。壁を形成するブロック一つずつに名前が刻まれる。
ニューオーリンズの名物料理
「ヤカメイン」
ピリ辛ヌードルスープ。屋台フード。牛骨を煮出し、醤油で味付けしたスープとスパゲティー麺にネギを乗せ、最後にタバスコを掛けて食べる麺料理。
「クローフィッシュ」
ザリガニ料理。スパイス、レモン、ニンニク、タマネギと共に茹で上げる。
アメリカ産ザリガニの9割はルイジアナで食べられている。
「ガンボ(スープ)」
カイエンペッパー、コショウ、タイムなどのスパイスと、セロリ、ピーマン、タマネギ、オクラなどの野菜が具沢山のスープで、お米やパンと一緒に食べる。アフリカからもたらされたオクラを利用するため、ニューオーリンズで生み出された。
このページは、2013年8月13日放送のNHK-BSプレミアム『世界ふれあい街歩き』を基に製作しております。
・『世界ふれあい街歩き』番組ページ
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