麒麟川島明、野性爆弾くっきー!のやさしさを語る
- サエグササエル
- 2022年10月9日
- 読了時間: 3分
麒麟・川島明がパーソナリティーを務める、2022年5月29日放送のTBSラジオ『ブレインスリープ presents 川島明のねごと』に野性爆弾・くっきー!がゲスト出演。くっきー!に世話になった若手時代を語った。
川島にとってくっきー!は、初めて単独ライブに呼んでくれた先輩。
23年前、川島はまだM-1にも出る前の新人で、若手の出る劇場の楽屋で座っていたら、くっきー!が「ちょっとお前ら俺のライブ手伝ってくれへん?」と、あまり喋ったことがないにもかかわらず、声を掛けてくれたという。
しかし出演内容は漫才ではなく、ネタとネタの間に流す幕間VTRで、みんながネタ合わせをする公園に行き、「服を全部脱いでほしい」とくっきー!に言われて全裸になり、「俺が生肉を上に投げるから、それを手を使わず、口で取り合ってほしい」といった現在ではアウトな内容で、撮影が始まると川島は相方の田村と生肉を引っ張り合い、そこにくっきー!がバケツ一杯の水を掛け、「コラ!」と言うだけだった。
それで本当に笑ってもらえるのか心配だった川島は本番当日も劇場に行き見学。VTRを本番で確認したら、股間に掛かっていたモザイクがどんどんズレ始め、お客さんも全然笑っていなかったという。
その話をされたくっきー!は「俺もだいぶ大人になったから…、すいませんでした!」と便宜上謝罪した。
結局、舞台出演は無かったものの打ち上げには呼んでもらい、さらにくっきー!から「金無いから続きは俺んちで飲もうぜ」と四天王寺の家に麒麟、シュガーライフ、ババリアといった若手たちが招待された。そして飲み直していると、誰かがくっきー!の服を褒めたところ、くっきー!が「服やるから並べ」と言い出し、そこから服はもちろん、さらにシルバーアクセサリーやウォレットチェーンまでプレゼントしだしたという。
そして翌日、くっきー!は自分の着る服が無くなり、短パンとTシャツだけで劇場に現れ、川島たちは返すと申し出たが、「あげたヤツはええねん」と受け取らなかったそうで、その気風の良さがカッコ良かったと振り返った。
また、くっきー!はガリットチュウの福島をよくかわいがっている。
くっきー!が東京に進出した際、その風貌から東京の芸人からあまり話しかけられなかった。だが、野性爆弾好きの福島だけは話しかけてくれて、東京についてあれこれ説明してくれたそうで、その恩返しで今も面倒を見ていると明かした。
くっきー!が東京に進出したワケ
麒麟は野性爆弾より先の2007~08年に東京進出。07年に田村の本が大ヒットし、それで仕事が増えたのとも重なって進出した。
一方、野性爆弾は活動拠点だったうめだ花月が閉館することになり、新たに京橋花月が出来上がるくらいに東京進出。
だが元々、東京に進出する気は無かった。というのも大阪でも特に売れておらず、東京から呼ばれてるわけでもないので、単純に劇場が無くなるのと、新しく出来る京橋花月は師匠も出るので挨拶が面倒くさくなって東京進出したという。
くっきー!は京橋花月の袖に魔法陣を描いて、別の日にそれを見つけた巨人師匠が怒り、マネージャーからの連絡で消しに行ったり、baseよしもとの大楽屋の目立つところにチャーリー浜の宣材写真を額に入れて、その下に「初代チャンピオン 鎧のバルガ」と書いて飾っていた。
そして正月公演でチャーリー浜が劇場に来るとなった時に1度隠したにもかかわらず、正月公演が終わった後にわざわざまた飾り直したという。
川島がYouTubeをやらないワケ
川島がYouTubeをやっていない事に対して、くっきー!から質問が。今の人気なら登録者数や再生回数が伸びると勧められたが、川島は「ダマされない!」と警戒。本当の人気度が数字で出てしまうため、千鳥ノブとやらないでおこうと言い合っていると明かした。その結果がテレビの仕事にも影響しそうでイヤだという。
また、趣味の競馬も番組で関わり、オススメの物は『ラヴィット!』で、大喜利回答は『IPPONグランプリ』などで紹介しているため、他にやりたい事が無いという。
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